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中小企業診断士が教える「ポケモンGO」の商機

ニュースイッチ 8月4日(木)16時8分配信

既存製品でも新たな用途提案を

 スマートフォンゲーム「ポケモンGO」が世界的に大流行中である。今後、日本以外のアジア各国での公開も予定され、ユーザー数の増加が予想される。歩きスマホを助長して事故につながることや、立ち入り禁止区域や危険区域等に立ち入ってしまうリスクが指摘されており、実際にいくつも問題が起きている。しかし、商店や飲食店の来店を促したり、地方への旅行を促すことで地方活性化が期待できたり、充電バッテリー特需が発生したりするなど、経済効果を期待する声も大きい。

 新しいテクノロジーやサービスが登場する時には、正と負の側面があるのは当然で、どう折り合いを付けて、うまく使っていくかが重要だ。ものづくりでは、これら正負両面を見て、ニーズがないか検討することが求められる。今回は、開発のヒントを探ってみたい。

 来店を促すという点では、「充電できます」「ポケストップはこちら」などのステッカーや看板、遠くからでもよく見えるアドバルーンなどの需要があるだろう。逆に「ここではポケモンを捕らないで」といった禁止ステッカーの需要もある。立ち入り禁止にしたい区域用にチェーンや支柱、柵、防犯カメラなども必要だ。携帯型の手回し充電器、充電ケーブル、長く歩いても疲れにくい靴や疲労回復用のスプレー、熱中症対策の帽子、ストラップ式のドリンクホルダー、食塩を含むあめ、携帯型扇風機、うちわ・扇子などもいい。ちなみに、周辺機器としてはスマートフォンが休止状態でもポケモンの出現等を知らせる「ポケモンGOプラス」が9月に発売予定である。

 これらさまざまなグッズは、ポケモンGOのロゴを付けて販売することができれば、ファンの心をくすぐり、購買につながりやすくなるだろうが、ライセンスがすぐには取れない場合もあるだろう。その場合でも、取引先との商談時などには、用途をしっかり提案していくことが必要だ。裏を返せば、既存製品でも新たな用途提案で新規の需要を掘り起こせることを意味している。過去には、刻み海苔用のハサミをシュレッダーバサミとして出してヒットした事例がある。

 自社の製品に潜在的な需要がないか、または他社の製品と組み合わせたり、機能を分離したりすることで新たな需要につながらないかなど、いま一度検討頂きたい。

安部一光(中小企業診断士)

最終更新:8月4日(木)16時8分

ニュースイッチ

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