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ミニトマト栽培省力化 明大発研究に熱視線

カナロコ by 神奈川新聞 8月4日(木)17時54分配信

 明治大農学部の農学科野菜園芸学研究室(元木悟准教授)の学生たちが研究しているミニトマトの新しい栽培法が注目されている。3日には川崎市多摩区の同大農場で栽培法の紹介講座が開かれたが、東北から九州・沖縄までの農家や農業関係者約300人が参加。省力化が可能なため、震災復興の一つとして岩手県農業研究センターと共同研究も続けている。

 「野性的」を意味するソバージュ栽培。ハウスは不要で、面倒な脇芽かきや水やりなどもほとんど行わなくていいという放任の露地栽培。それでも、栽培面積当たりの株数は通常栽培の5分の1で、収穫量はほぼ同じという効率の良さだ。

 東日本大震災の被災地復興のため、同研究センターと共同研究して4年目。現地では、被害が大きかった沿岸部の大槌町で試験栽培をしている。「ハウスなどの設備投資が不要で簡単に始められ、直売所などで売れるので反応はいい」(吉田泰・同センター主任専門研究員)という。

 研究を中心的に行っている同大学院生(農学研究科)の北條怜子さん(24)は「面倒な作業が少なくて済み、お年寄りでもでき、被災地の収入増につながる。商品化やブランド化も図っていければ」と期待している。元木准教授は「今後、調理や加工により、どれだけミニトマトの消費量を増やせていけるかも課題。加工メーカーなどとの連携も進めていきたい」と話している。

最終更新:8月4日(木)17時54分

カナロコ by 神奈川新聞