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ユニークな切り口のアイドルが増加 “戦国時代”でインパクト出せるかが鍵!? 

クランクイン! 8/4(木) 12:00配信

 8月5日~7日に東京・台場地区で開催される『TOKYO IDOL FESTIVAL 2016』(TIF)や、9月24日、25日に幕張メッセで開催される『@JAM × ナタリー EXPO 2016』など、アイドルフェスが本格的に盛り上がる季節を迎えた。TIFで参加アイドルは約300組以上。アイドル戦国時代と言われるようになり久しいが、生き残っていくために、他のグループと差別化が必要だ。

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 3~4年前は、地域ごとの特徴をコンセプトにした「ご当地アイドル」が急増し、注目されたが、現在は、ユニークな切り口の個性派グループが増えている。

 まず「何かに打ち込む」という切り口のグループは多い。キャビンアテンダントをモチーフにしたパフォーマンスで人気を得た「PASSPO☆」の妹分の5人組グループ「ぷちぱすぽ☆」は、2020年開催の東京オリンピックへ向けて、あらゆるスポーツの応援をするアイドルというコンセプト。「アイドル」をオリンピック正式種目にする!というぶっとんだ(!?)目標を掲げ、歌って踊って汗をかく。スポーツの応援歌を思わせる楽曲や、ステージ狭しと走り回る躍動的なパフォーマンスが人気となっている。

 「つりビット」は釣りに打ち込むことを誓った少女たちで結成された5人組グループ。「魚」「釣り」にまつわるフレーズを取り入れたタイトルや歌詞の楽曲がユニークで、実際にメンバーが釣りにもチャレンジしている。

 「FES☆TIVE」は“お祭り系アイドル”がコンセプトの8人組。“金魚すくい”“花火”“学祭”といったお祭りをテーマにした楽曲で、明るくワイワイ盛り上がるステージパフォーマンスを見せている。また、人気アニメ『おそ松さん』のオープニングテーマを担当した「A応P」は、アニメを応援するプロジェクトというコンセプトのアイドルだ。

 ユニークな設定のアイドルとして注目は、昨年活動を終了した「アイドリング!!!」のメンバー・佐藤麗奈を中心に結成された5人組「マジカル・パンチライン」。メンバーは架空の世界にある魔法学校「タイガー・ゲート」の生徒という設定。『ハリー・ポッター』シリーズを思わせる魔法使い見習いというスタンスだ。


 また歌う楽曲やジャンルを絞った“音楽へのこだわり”を切り口にしたグループも。奥田民生や西野カナらが所属するソニー・ミュージックアーティスツが初めて手掛けたアイドル「アイドルネッサンス」は、“古今の名曲の魅力の再発見”を目指したアイドルグループ。大江千里やユニコーンなど主にソニー出身のアーティストの曲をカバーしている。“スマホジャック縦型ミュージックビデオ”が話題になった6人組「lyrical school(リリカルスクール)」は、HIPHOPナンバーを歌って踊るアイドルグループ。可愛く、かつ本格的なラップも聴きどころだ。

 7月27日にデビューしたばかりの「民謡ガールズ」は平均年齢11歳の「民謡」にこだわった10人組アイドルグループ。氷川きよし、水森かおりで有名な長良プロダクションに所属しており、ジャパニーズカルチャーの「民謡」を2020年の東京オリンピックに向けて世界各国の人たちに発信していくべく活動している。

 さらに異色の存在としては、アイドル以外に、声優・イラストレーター・コスプレイヤー・振付師としての顔を持つ「虹のコンキスタドール」は、“毎日が文4化祭!”をテーマに活動している。

 TIF2016や@JAMなどのフェスやイベントに出演するアイドルグループも多いので、今夏はナマで彼女らのパフォーマンスを観られるチャンスだ。

 さまざまな個性のグループが登場することは、ファンにとっては応援するアイドルの選択肢が広がり歓迎すべきこと。だがアイドルが生き残っていくためにはやはり、ルックスなど素材の良さ(とにかく美人であればいいというものではないが)や、歌やダンスのパフォーマンス力、そしてキャラクターの魅力。ユニークな切り口で人気をつかんでも、それだけでは長続きしない。自分たちが持っている“武器”をさらに磨いていこうという、アイドル自身の意識の高さが大切といえる。(文:田中 裕幸)

最終更新:8/4(木) 12:03

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