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こまめにする? まとめて一気に? 賢いリフォーム計画のポイント

SUUMOジャーナル 8月4日(木)7時0分配信

年月を重ねた家に手を入れるとき、「せっかくだからここも」と考える一方、「まだ早い?」「もったいない」との思いも……。限りある予算の中、暮らしの質を高めるにはどうすればいいのだろう。賢いリフォーム計画のポイントを、建築家のYuuさんに教えてもらった。

■先まわりのリフォームが結果的にはラクでおトクに

キッチンを交換するだけの予定が全体的なリフォームに……などという話をよく聞く。

下のグラフのように、500万円以上の大規模リフォームをした人に、きっかけを聞くと、「水まわりの設備交換のみ」や「内装変更のみ」「屋根・外壁の修理のみ」という人が多く、当初から家全体を考えていたという人は35.5%と少ない。リフォームの具体的な計画を立てていくにつれ範囲が広がっていく人が多いようだ。

建築家のYuuさんに聞くと、「リフォームするときは、きっかけとなった箇所以外にも目を向けることが大切」なのだそう。「今はリフォームが不要でも、数年後に必要になる部分はまとめて工事しておいたほうが手間が減るほか、トータルの金額としておトクなことも。また、壊れてから修理するより早めにメンテナンスしたほうが安く済む場合も多いんです」

そのために、どんなサイクルでどこのメンテナンスが必要なのか、解説していこう。

【画像1】500万円以上の大規模リフォームをした人の「きっかけ」。もともとは部分的なリフォームだけを考えていた人が多い(調査: SUUMOリフォーム調べ・調査協力 エコンテ  対象:過去5年以内に500万円以上のリフォームを行った人 方法:ネットアンケート 期間:2016年5月20日(金)~23日(月) 有効回答数:200人)

■賢く箇所を選べば暮らしの満足度はUP

画像2のように、家は10年を目安に見直し時期を迎える。これに合わせ、近い将来の工事をまとめて行うのが賢いリフォームだ。例えばトイレが壊れてリフォームしたいと思った場合、築25年までの間にキッチンやバス、さらには外壁や屋根にもガタがくる可能性が高いので、トイレが壊れたことをサインに、ほかもまとめて点検し早めにリフォームしておくのが賢いやり方だ。

まとめて工事を行う場合、当然1回の費用は高くなるが、数回に分けて行うよりも総費用は抑えられ、暮らしの質が一気に向上するため、リフォームの満足度も高くなる傾向がある。実際、SUUMOリフォームの調査では、リフォーム範囲を広げて費用が増えても90%の人が「満足」「どちらかといえば満足」と回答している。

とはいえ、予算にはもちろん上限があるため、「予算内で満足なリフォームをするには、優先順位のつけ方が大事」とYuuさん。家族でよく話し合い、リフォーム会社と相談しながら、“今やるべき箇所”をじっくり選ぶことが大切といえそうだ。

【画像2】一般的な木造住宅の場合のメンテナンス表。10年ごとに点検・補修・交換の時期がくる(出典:一級建築士事務所Office Yuu「家のライフサイクル表」)

賢いリフォームのためには、「今やらなければいけない箇所」に加え、「今やっておいたほうがいい箇所」を正しく見極めることが大切。そのためには、頼りになるリフォーム会社を選ぶことが重要なカギのひとつといえるだろう。複数の会社をじっくり比較検討し、信頼できる依頼先を選んで賢いリフォームを!

文/前川ミチコ

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SUUMOリフォーム編集部

最終更新:8月4日(木)7時0分

SUUMOジャーナル