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道開や弟子の遺品確認 能美の陶祖神社奉賛会、没後150年で公開

北國新聞社 8月4日(木)3時16分配信

 幕末に活躍した九谷焼の名工斎田道開(さいだどうかい)の没後150年展に向け、道開をまつる陶祖神社(能美市佐野町)の奉賛会員は3日、神社で道開や弟子筋の遺品を確認した。33年ぶりとなる来月の公開に向け、名品を目にした会員らは先人の技術力の高さと功績にあらためて思いをはせた。

 保管されているのは46点で、道開作の「赤絵紅葉(もみじ)歯朶文網手盃(しだもんあみでさかづき)」「赤絵唐子図(からこず)急須」をはじめ、弟子の橋田与三郎、冨田三郎平(松鶴)らの赤絵の名品となっている。

 これらは、陶祖神社のある狹野(さの)神社で九谷茶碗まつりが行われていた時代に、旧佐野農協の倉庫でガラスケースに入れて公開されていた。奉賛会の福島武山会長は「若いときはこれを見て勉強したくて、まつりが待ち遠しかった。あらためて見ても手の細かさが際立つ」と話した。

 没後150年展「斎田道開と佐野赤絵展」は、能美市九谷焼資料館で道開の命日である9月21日に開幕する。奉賛会は22日に没後150年祭を計画している。資料館の中矢進一館長は「唐人物と網手という佐野赤絵の基本が描かれた名品ぞろいで、多くの人に見てもらいたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:8月4日(木)3時16分

北國新聞社