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フィデリティ、政投銀がネット印刷ベンチャー「ラクスル」に出資

Bloomberg 8月3日(水)23時0分配信

インターネット印刷事業を手掛けるベンチャー企業ラクスル(東京都・品川区)が、フィデリティなどを引受先とする資本増強を3日までに実施したことが分かった。同社は新規株式公開(IPO)を視野に入れている。

ラクスルの松本恭攝代表取締役はブルームバーグの取材に応じ、フィデリティ投信が運用する複数のファンドや日本政策投資銀行、オプトホールディングなど6社に新株を発行し、約21億円を調達したことを明らかにした。同代表によれば、フィデリティ投信が日本でこうしたプライベートエクイティでの運用を行うのは初めて。

2009年創業のラクスルは株式上場を検討している。松本最高経営責任者(CEO)によれば、モルガン・スタンレーのバンカーからの紹介もあり、今回上場に先立ちフィデリティなどを株主に迎えることになった。ネット印刷や集客支援、運送サービスからの売上高は16年7月期までの3年間で50倍に増えたという。

松本CEOはブルームバーグとのインタビューで、「フィデリティが入ったことは上場後を見据えた資本政策を含め、いい形のファイナンスになった」と述べた。その上で「グローバルな機関投資家の資金が日本の未上場企業に入る流れが加速すると、日本のスタートアップのエコシステム」に好影響を与えるだろうと語った。

政投銀から社外取締役招聘へ

フィデリティ投信は国内では年金基金や機関投資家、個人の資金を運用しており、主に国内外の取引所に上場する株式、債券やリートに投資している。松本CEOによれば、今回のラクスル株の引き受けは公表ベースでは同投信による日本の未公開株での初の投資運用になるという。

今回で5回目となる増資にはフィデリティのほか、グローバル・ブレイン、GMO VenturePartners、Global Catalyst Partners Japanも参加している。ラクスルは4日、増資を正式に発表した。リード投資家である政投銀から社外取締役を迎え、政投銀も同行のネットワークを活用してラクスルを積極支援する。

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最終更新:8月4日(木)13時52分

Bloomberg