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ゴールドマン、3630万ドル支払いでFRBと和解-機密文書問題で

Bloomberg 8月4日(木)1時19分配信

米ゴールドマン・サックス・グループは複数の元従業員が米連邦準備制度理事会(FRB)から機密文書を入手した問題をめぐり、3630万ドル(約36億8000万円)を支払うことに同意した。今回の和解でFRBは、ゴールドマンに再発防止へ社内方針を強化するよう義務付けた。

3日のFRB発表によると、FRBはゴールドマン・サックスのマネジングディレクターだったジョゼフ・ジャンピエトロ氏に対し、33万7500ドルの制裁金と銀行業界からの永久追放処分を目指している。同氏はFRBの機密情報を無断で使用および開示したという。FRBはゴールドマン・サックスの複数の従業員がビジネスの売り込み目的で、機密の監督情報を顧客へのプレゼンテーションで使用したと指摘した。

FRBによれば、連邦預金保険公社(FDIC)での勤務歴がある投資銀行家ジャンピエトロ氏は2012年以降、銀行規制当局の無許可の監督情報を受け取り、ゴールドマンでの業務に利用したという。

ゴールドマンのロヒット・バンサル元行員は14年にニューヨーク連銀の元同僚からFRBの機密文書を入手し、ジャンピエトロ氏と共有したとされる。ニューヨーク州金融サービス局への5000万ドルの支払い合意によると、バンサル元行員は当時ニューヨーク連銀職員だった友人のジェーソン・グロース氏から20回程度の機会を通じて約35件の内部文書を入手していた。バンサル元行員がグロース氏から得た情報はゴールドマンの顧客だった銀行に関連したものだったという。バンサル元行員は昨年11月、連銀の内部情報入手で有罪を認めている。

ゴールドマンの広報担当マイケル・デュバリー氏は3日の発表文で、「バンサル元行員が以前の職場であるニューヨーク連銀から情報を不適切に入手したことが発覚した直後に、われわれは直ちにFRBを含む規制当局に通知した。われわれはバンサル元行員を解雇処分とした後に社内の方針や手続きを見直し強化した」と説明。ゴールドマンは機密の監督情報の不適切な取り扱いを「一切容赦しない」と付け加えた。

原題:Goldman Sachs Fined $36 Million by Fed Over Leaked Documents (2)(抜粋)

ジャンピエトロ氏に対する制裁金額とゴールドマンのコメントを追加します.

Jesse Hamilton

最終更新:8月4日(木)11時34分

Bloomberg