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シカゴ連銀総裁:年内1回の利上げが「ことによると」適切にも

Bloomberg 8月4日(木)4時2分配信

米シカゴ連銀のエバンス総裁は3日、インフレ率が低過ぎると自分は依然懸念しているものの、景気が勢いを増す中で1回の利上げが年内に適切となり得ると述べた。

同総裁は3日、シカゴ連銀での記者説明会で「年内1回の利上げがことによると適切となる可能性があると思う」と語った。

エバンス総裁は、年内に想定される連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ決定について、「どこかの時点で、自分が適切だと考える政策に十分近いかどうか判断を下すことになる」とし、「私はインフレ率が一段と力強く加速するまでは利上げを見送る方が望ましいと考えるものの、データの改善と自分の見通しを踏まえると、年内1回の利上げはあり得る」と説明した。

エバンス総裁は中長期的なデフレ圧力のリスクを回避するため、インフレ率が当局目標の2%を若干オーバーシュートするよう企図することを検討すべきだと指摘。「インフレ率が2%を下回り続ける確率よりも、オーバーシュートする確率が幾分高くなる段階まで進むべきだ」とし、「やり方の1つは、2%をやや超えるにしても制御された形で行うことだ」と話した。6月の米個人消費支出(PCE)価格指数のうち、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比で1.6%上昇だった。

エバンス総裁はまた、今年前半の米経済成長は予想を下回ったものの、下期に加速し年間平均で1.5-1.75%成長になるとの見通しを示した。ただそれが、失業率が6月の4.9%からさらに改善するのに十分な成長ペースかどうかは分からないとした。

原題:Evans Says One Fed Rate Hike This Year ‘Perhaps’ Appropriate(抜粋)

4段落目以降に成長見通しなどを追加して更新します.

Matthew Boesler

最終更新:8月4日(木)12時37分

Bloomberg