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英中銀が0.25%に利下げ-資産購入を再開し国債増額、社債追加

Bloomberg 8月4日(木)20時27分配信

イングランド銀行(英中央銀行)は4日、約7年ぶりとなる政策金利の引き下げを発表した。資産購入も再開する。欧州連合(EU)離脱決定による悪影響の緩和を図る。

英中銀は成長率見通しを大幅に下方修正。政策金利は0.25ポイント引き下げ、過去最低の0.25%とした。金融政策委員会(MPC)議事録によれば決定は全会一致だった。政策金利をゼロ付近まで引き下げることを含め、必要ならば追加措置の余地があるとの認識を示した。

金融政策の効果が実体経済に浸透するのを促すため、銀行に最大1000億ポンドを貸し付ける計画も打ち出した。資産購入プログラムでは国債購入枠を拡大し今後6カ月で600億ポンド買い入れるほか、1年6カ月の間に最大100億ポンドの社債を購入する。

政策金利の変更は金融危機のさなかだった2009年3月以来で初めて。当局者らは現在、政策金利の下限を「ゼロに近いが若干上回る水準」と考えている。

中銀は2017年の成長率予想を0.8%と、従来予想の2.3%から下方修正した。18年は1.8%(従来2.3%)に引き下げ。

中銀は「企業活動と信頼感、楽観度についての最近の調査結果は今年7-12月(下期)の国内総生産(GDP)伸び率がほぼゼロとなることを示唆している」と判断した。

今年の成長率予想は2%で据え置かれた。今四半期については0.1%成長と見込んでいる。

資産購入枠の拡大についてはフォーブス、マカファティー、ウィールの3委員が、当初の統計では経済の弱さが誇張されている可能性があり、債券購入は目標を上回るインフレ率上昇を招くリスクがあるとして異を唱えた。

原題:BOE Cuts Rate to 0.25% With More QE to Fight Brexit Fallout (1)(抜粋)

政策決定の詳細と経済予測について追記します.

Scott Hamilton

最終更新:8月4日(木)21時22分

Bloomberg