ここから本文です

台湾の新世代メイカー、力を集結させ革新へ 社会の明るい未来描く

中央社フォーカス台湾 8月5日(金)11時20分配信

(台北 5日 中央社)「台湾はきっとやり遂げられる」――。観測ロケットの研究開発に挑む学生や大学教授が持ち続ける信念だ。台湾の新世代のメイカーは各自でコミュニティーを形成して力を集め、より良い社会を築きあげようと努力を続けている。

交通大学の博士課程に籍を置く魏世キンさんは、同大に設置される観測ロケット研究センター(ARRC)に大学時代から参加。同センターは2014年、台湾最大のハイブリッドロケット「HTTP-3S」の打ち上げに成功しており、同センターで研究開発するハイブリッドロケット推進システムは、世界でも先端を走っている。(キン=日へんに斤)

近年、台湾の大手掲示板「PTT」では、台湾社会を悲観する投稿が多く見られる。この風潮に対して魏さんは「彼らは台湾がどれだけ多くの世界記録を打ち立てているのか知らない」と憤りを示す。

科学者の江宏仁さんも革新を目指すメイカーの一人だ。「目標はより多くの能力ある人が、台湾でよりたくさん、より良いことをするようになること」だと話す。江さんは世界で誰も作っていない携帯電話を利用した分光器の製作方法を人々に教えている。分光器は水質を検査でき、環境汚染の防止に役立つため、より多くの人が科学道具を持てるようになればと江さんは願っている。

中国大陸の有名メイカー、潘昊さんは、自分の興味のために努力するメイカーが台湾に多く存在し、さらにそれぞれが大きなコミュニティーを形成しているのがうらやましいと語る。ピラミッドのように、下層にいるメイカーが広がってこそ、頂点に社会全体を変革できる人や産業が現れる可能性が高まると分析した。

(蔡素蓉/編集:名切千絵)

最終更新:8月5日(金)11時20分

中央社フォーカス台湾