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【香港】BYDのEVタクシー、香港市場から淘汰

NNA 8月5日(金)8時30分配信

 深セン市を本拠とする電池・自動車メーカー、比亜迪(BYD)が2013年に香港のタクシー市場に投入した電気自動車(EV)「e6」が市場から淘汰(とうた)された。充電設備の不足と充電時間の長さが関係しているとみられ、香港でのEVタクシーの普及の難しさが浮き彫りとなった形だ。蘋果日報などが伝えた。
 政府補助金を使ってe6を購入したタクシー運転手によると、フル充電に2時間半かかるため、1日の売り上げは従来のタクシー車両に比べて200HKドル(約2,600円)減少する。燃料コストは従来から半分程度で済むものの、「充電設備が見つかりづらい上に、タイヤの摩耗が激しいため、メンテナンス費が重くのしかかる」と説明した。
 BYDは13年5月、香港のタクシー市場にe6を導入。15年までに3,000台の投入を目指していたが、当初から普及に苦戦。最高でも50台程度しか導入できなかった。香港のタクシーに投入されたe6の一部は自家用車として利用されている。
 同じくタクシー車両として香港市場に投入されているトヨタのハイブリッドカー(HV)「プリウス」も、コストの高さからピーク時の17台から5台に減少しているという。
 香港政府環境保護署は、「EVタクシーが香港市場に適していないことが証明された」とコメント。ただ、「BYDのe6が市場から淘汰されたことと、充電設備の不足に因果関係はない」と強調した。

最終更新:8月5日(金)8時30分

NNA