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「ちゃんと泣けるのは強さです」「恋をしていない時間も大切に」…山手線のあの中吊り、制作した教会に聞く

withnews 8月5日(金)7時0分配信

 「立ち止まってこそ見えるもの、があるのです」「ちゃんと泣けるのは、強さです」「自分で自分の恋を難しくしていませんか」――。これらは山手線車内の中吊り広告に掲載されたメッセージです。新しいものが出ると、「涙が出そうになった」「胸に響いた」といった声が上がります。制作している、長野県軽井沢町にある教会に話を聞きました。

【写真】教会から12のメッセージ。「あなたでいればそれでいい」「自分の恋を難しくしていませんか」……

制作主は軽井沢高原教会

 中吊り広告の制作主は「軽井沢高原教会」です。教会は1921年に開かれた「芸術自由教育講習会」を原点として誕生。この会には思想・宗教の区別なく人々が集まり、北原白秋や島崎藤村ら当時の文化人も参加したそうです。

 「信者を募る場ではなく心の交流の場」として歴史を重ね、現在ではこの教会で結婚式を挙げる人も多くいます。

 山手線にメッセージを出し始めたのは2010年。それからは年3~4本ほどのペースで発表しています。これらは、教会の専属牧師とスタッフを中心に考えているそうで、結婚式の理想や憧れではなく、恋や夢などをテーマにしているそうです。

これまで発表されたメッセージ

 これまで発表されたメッセージには以下のようなものがあります。

【立ち止まってこそ見えるもの、があるのです。】
 空の鳥を見上げることも、野に咲く花を見下ろすことも、
 立ち止まらなければできないことです。
 失敗する人生に、価値なんてない。
 いかに世の中を順調に、上手く生きていくかが大事。
 そんな風に考えながら毎日を過ごしていませんか。
 でも本当は、挑戦して、失敗して、
 立ち止まったからこそ見えるものがあり、
 回り道をしたからこそ気づくことがある。
 そうやって見えてくるものには、
 どんなに小さく些細なものでも
 「美しさ」があり、「価値」があります。
 そして、それを見出す力は、私たち一人ひとりに
 ちゃんと備わっているのです。

【自分で自分の恋を難しくしていませんか。】
 自分の恋なのに、誰かの恋と比べてしまう。
 いい人を探しているはずが、
 気がつくと欠点ばかり探してしまう。
 この春、そんな後ろ向きな自分と
 サヨナラしてみませんか。
 新しい恋は、誰かが運んでくるのではなく、
 新しいあなたが連れてくるもの。
 自分を見つめ、気持ちを前に向かせることが
 きっと、いい恋への近道になるはずです。
 いい恋って、なんだろう。

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最終更新:8月5日(金)7時0分

withnews