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遊川和彦の初監督作がモントリオール映画祭へ、阿部寛と天海祐希が喜びのコメント

映画ナタリー 8月5日(金)5時0分配信

テレビドラマ「女王の教室」「家政婦のミタ」などで知られる脚本家・遊川和彦の初監督作「恋妻家宮本」。本作が第40回モントリオール世界映画祭のファーストフィルムズワールドコンペティション部門に正式出品されることがわかった。

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遊川が脚本も手がける本作は、重松清の小説「ファミレス」をもとにしたホームドラマ。子育てを終えて2人きりになった50代の夫婦が、家族のあり方を模索していく様子をユーモラスに描く。阿部寛と天海祐希がダブル主演を務めた。

同部門は、新人監督の発掘を目的としたもの。遊川は「ぼくはクラクンイン前『この映画でアカデミー賞を獲る』と、キャストスタッフに宣言しました」と明かし、「世界中の一人でも多くの人に『正しさ』よりも『やさしさ』が大切なんだと知ってもらいたい。こんなぼくの願いを思いがけない早さで叶えてくれたモントリオールの『やさしい』人たちに心から感謝です」と喜びの声を上げる。

また阿部は「『この映画は世界中の人に観てもらいたい!』遊川監督、撮影中からおっしゃっていたことが、早くも実現しましたね。さすが遊川さん、いや、これからは“世界のYUKAWA”さんですか?(笑)」と、天海は「『大切な事は、正しい事よりも優しい事』というメッセージが、沢山の方々に伝わると嬉しいです」とそれぞれコメントを寄せた。同映画祭には、遊川と天海が参加する予定だ。

第40回モントリオール世界映画祭は、カナダにて現地時間8月25日から9月5日にかけて開催され、最終日に授賞式が行われる。「恋妻家宮本」は、2017年1月28日より全国でロードショー。

阿部寛 コメント
「この映画は世界中の人に観てもらいたい!」遊川監督、撮影中からおっしゃっていたことが、早くも実現しましたね。さすが遊川さん、いや、これからは“世界のYUKAWA”さんですか?(笑)この映画は、私が演じる宮本陽平と、天海祐希さん演じる妻・美代子の夫婦が、子どもが独り立ちして、これからの人生を夫婦二人きりで暮らすことに期待と不安を抱くという、まさに世界中の誰もが共感できる物語です。私は仕事の都合で残念ながら参加できないのですが、遊川監督、そして天海さん。モントリオールで巻き起こるであろう「恋妻家旋風」を体感してきて下さい!

天海祐希 コメント
遊川さん初監督作品「恋妻家宮本」が! モントリオール国際映画祭ファーストフィルムズワールドコンペティション部門に出品されるなんて! とても嬉しいー!遊川監督の元、全てのスタッフ、キャストが一丸となり作り上げた作品です。遊川さんのこの作品での「大切な事は、正しい事よりも優しい事」というメッセージが、沢山の方々に伝わると嬉しいです。シャイで繊細、しかし正しく導いてくださる遊川監督と、役者、人として尊敬する、頼りがいのある阿部さんと、同じ方向を目指した日々が思い出されます。楽しく難しい日々でしたが、キラキラと輝く時間でした。御夫婦は勿論、これからご結婚される方、また大切などなたかがいらっしゃる方々にも、観て頂きたい。あー、やっぱりどんな方々にも観て頂きたい(笑)。沢山の方々に観て頂ける様に遊川さんとモントリオールに行って参ります。阿部さんがご一緒できないのは残念でなりませんが、阿部さんの分まで頑張って来ます!

遊川和彦 コメント
ぼくはクラクンイン前「この映画でアカデミー賞を獲る」と、キャストスタッフに宣言しました。それぐらいの理想を持って作らなあかんやろと覚悟を示したかっただけなんですが、それよりも、重松清さんの原作「ファミレス」の中の「正しい選択よりもやさしい選択を選ぼう」というメッセージを世界中の人に伝えたかったからなんです。自分が「正しい」と信じ、他者の意見に耳を貸さない人間が増え続け、テロや差別などが溢れ返っている今だからこそ、世界中の一人でも多くの人に「正しさ」よりも「やさしさ」が大切なんだと知ってもらいたい。だから、こんなぼくの願いを思いがけない早さで叶えてくれたモントリオールの「やさしい」人たちに心から感謝です。これから一人でも多くの人に「恋妻家宮本」を、阿部さん天海さんたちの楽しく素晴らしい演技を観てもらえるよう頑張らねば。



(c)2017「恋妻家宮本」製作委員会

最終更新:8月5日(金)5時0分

映画ナタリー