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<DAZN>J放映権2100億円投入の狙いとは

まんたんウェブ 8月5日(金)17時38分配信

 イギリスのメディア大手がJリーグの放映権を10年間2100億円で獲得したと聞いた時、多くの人が「どうやって採算が取れるのか」といぶかしんだ。しかしこの提携は大きな可能性を秘めている。スポーツビジネス後進国の日本が大きく変わろうとしている。【経済界】

 

 ◇NTTがしかけるスマートスタジアム

 イギリスのメディア大手、パフォームグループが、サッカーJリーグと来年度以降の放映権契約を結んだ。金額は10年間で2100億円、つまり年額210億円と、現在、今年度までスカパーが結んでいた契約に比べ4倍以上だ。

 パフォームは来年から、同社の展開するネットサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」で、J1、J2、J3の全カテゴリーの全試合をネット中継する予定だ。

 1993年にJリーグがスタートした当初は地上波でも数多くの試合が中継されていた。しかしJリーグブームが終わると視聴率は低迷、徐々に地上波中継は減り、今ではCS放送のスカパーが中心になっている。これはプロ野球も同様で、かつては巨人戦は全試合が中継されていたが、今では数えるほど。熱心なファンはスカパーを契約し、自分のひいきチームを応援する。

 サッカーの日本代表戦など、国を代表して戦う試合は視聴率が稼げるが、日常行われるゲームは視聴率が取れない。今ではそれが常識となっている。それなのにパフォームは、従来よりもはるかに高値でJリーグと契約した。果たして採算が取れるのだろうか。

 実はこの契約は、日本のスポーツビジネスおよびスポーツ観戦の在り方を一変する可能性を秘めている。

 Jリーグはパフォームだけでなく、NTTグループとも契約を結んでいる。これがミソだ。その狙いは「スマートスタジアム」を実現することにある。

 スマートスタジアムとはWi-Fi環境を整備することで、インターネットを通じてさまざまな情報サービスやコンテンツを提供できる競技場のこと。例えばゲームを見ながら手元のスマートフォンで、ゴールシーンを何度もリプレーで見ることができるだけでなく、チームスタッツや選手の成績、過去の名シーンを振り返ることもできる。つまり目の前のゲームに加え、自分の見たいデータをすぐに呼び出すことができる。

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最終更新:8月5日(金)22時31分

まんたんウェブ