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米金融デジタル広告 2020年には1兆円市場に成長?

ZUU online 8/5(金) 11:10配信

米国における金融セクターのデジタル広告への投資額が、73億1000万ドル(約7406億4920万円)に達した2015年。2016年は14.5%増の83億7000万ドル(約8480億4840万円)、2020年には124億4000万ドル(約1兆2564億円)まで伸びると見こまれている。

金融セクターのデジタル広告投資は年々増加傾向にあり、リーテイルと自動車セクターに次ぐトップ3市場に成長を遂げた。

中でも銀行関連のデジタル広告に莫大な投資が相次ぎ、何億ドルという金額を投じる企業が目立つ。

■2015年はキャピタル・ワン、JPモルガンが約300億円づつ投資

デジタル広告とは、インターネットに代表されるデジタルネットワークを通して、消費者に商品やサービスを紹介する手段である。

一般的なものではEメール、SNS、ウェブサイトなどによる直接広告から、オンラインのバナー広告、ソーシャルメディア、アフェリエイトまで、様々な形体で消費者の生活の一部として浸透している。

従来のチラシやダイレクトメールといった「一方的な広告」から、消費者密着あるいは参加型のデジタル広告が主流となった近年、最も効率的な手段でメッセージを発信する重要さに、多くの金融機関が関心を示している。

英市場調査会社、Kantar Mediaのデータによると、昨年は米キャピタル・ワン・ファイナンス・グループが金融セクターでは最高額となった2億9700万ドル(約300億9204万円)、次いでJPモルガン・チェースが2億5930万ドル(約262億7227万円)を、デジタル広告改革に投じた。

投資総額の伸びは18.9%増だった昨年がピークという見方が強いものの、今後も12%前後を維持した順調な成長が予想されている。

■ミレニアル以降の世代の獲得にデジタル広告は必須

デジタル投資が市場を占める割合という点では、金融はほかのセクターと比較すると失速しそうな気配だ。

地域ごとの総体的なデジタル広告投資額を見てみると、昨年北米では1928億1000万ドル(約19兆5355億円)が市場に流れこんでおり、今年は2023億8000万ドル(約20兆5051億円)に達するという予想。2020年には2459億3000ドル(約24兆8955億円)に達する勢いだ。

最もデジタル広告が発展していない中央、東欧の14倍にものぼる。

現在デジタル広告最も投資しているのはリーテイルで、昨年は市場の22%を独占。自動車産業は12.5%、金融サービスは12.3%と、あらゆる場所で広告が溢れかえっているイメージの強いテレコム(11.1%)や一般消費者商品(8.5%)よりも、デジタル広告への投資額が多いことが、明らかになっている。

今後数年間にわたる成長予想を見てみると、リーテイルは現在の20%強を維持、自動車は13%台まで伸びるにも関わらず、金融は徐々に11%台まで落ちこむようだ。しかし少なくとも今後4年間はトップ3に君臨すると予想されている。

デジタルとともに成長したミレニアル以降の世代が、消費者の主流になりつつある今、金融機関にとってデジタル広告への投資なくして、新たな顧客層の開拓は困難になるだろう。(ZUU online 編集部)

最終更新:8/5(金) 11:10

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