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電力データを無線で通信できる、超小型のモジュール量産開始

スマートジャパン 8月5日(金)13時25分配信

 ロームが開発した無線通信モジュールは、スマートメーターで標準的に使われている通信方式の「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」に対応している。スマートメーターから家庭内のHEMS(ホームエネルギー管理システム)にデータを送信するのと同じ920MHz(メガヘルツ)帯の無線通信機能を備えているほか、メモリーを内蔵してデータを保存することが可能だ。

 この無線通信モジュールをHEMSのコントローラやエアコンなどの家電製品に搭載することで、電力消費量をはじめ機器の使用状況に関するデータを無線でやりとりできるようになる。ただしデータをやりとりするソフトウエアを日本国内の標準規格である「ECHONET Lite」に準拠して開発する必要がある。

 ロームは新開発の無線通信モジュールを組み込んだUSBドングルも製品化した。家庭内にある無線通信用のWi-Fiルーターの端子にUSBドングルを挿し込めば、スマートメーターや家電製品とWi-SUNのネットワークを形成できる。

 すでに多くの家庭にはパソコンやスマートフォンを無線でインターネットに接続できるWi-Fiが広く普及している。Wi-SUNはWi-Fiと比べて電力消費量が小さくて、しかも通信距離を長くとれる特徴がある。この利点を生かしてスマートメーターや家電製品の無線通信に標準的に使われるようになった。

 ロームは8月に入って月産5万個の体制で無線モジュールとUSBドングルの量産を開始した。無線モジュールは縦15×横19mm(ミリメートル)の超小型で、通信用のアンテナが外付けになる。USBドングルは厚さが8.5mmでアンテナを内蔵している。 サンプル価格は無線モジュールが1個8000円、USBドングルは1万6000円である(税抜き、量産価格は注文数による)。

最終更新:8月5日(金)13時25分

スマートジャパン