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「Windows 10 Anniversary Update」ISOファイルの入手場所と「対応SDK」について

@IT 8月5日(金)6時10分配信

 米マイクロソフトは2016年8月2日(米国時間)、Windows 10の2回目のメジャーアップデートとなる「Windows 10 Anniversary Update」の提供を開始した。また、Anniversary Updateに盛り込まれた最新機能を使ったアプリケーション開発に用いるAPIやツールを提供する「Windows 10 Anniversary Update SDK」もリリースした。

【その他の画像】SDKで、Windows Ink機能を追加したアプリケーションを作成できる

 Windows 10 Anniversary Updateでは、「Windows Ink」や「Cortana(コルタナ)」の普及を後押しする機能、高速でアクセシビリティや省電力性能が高い「Microsoft Edge」、一般ユーザーおよび企業ユーザーのための高度なセキュリティ機能、新しいゲームエクスペリエンス、教育向けの新しいツールなどが提供される。

 Windows 10 Anniversary Updateのインストールは、Windows 10で更新プログラムが自動適用されるように設定してあれば、自動的に行われる。一方、手動でインストールしたい場合は、以下の手順で実施できる。


1. 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を選択
2. Windows Updateで「更新プログラムのチェック」を選択
3. Anniversary Updateは「Windows 10 Version 1607の機能更新プログラム」と表示される。「更新」をクリックすると、ダウンロードが始まる(約3GB)

 この他、Windows Update画面の「最新の更新プログラムに関する情報をお探しですか?」リンクの下にある「詳細情報」をクリックして開くページから、Windows 10 Anniversary UpdateのISOファイルをダウンロードできるサポートページへアクセスすることもできる。

●Anniversary Updateの新機能を取り入れたアプリケーションを作成するSDKも配布

 この他、「Windows 10 Anniversary Update SDK ビルド14393」が「Visual Studio 2015 Update 3」とともにリリースされた。Anniversary Update SDKには、Universal Windows Platform(UWP)に加えられた2700以上の改良が盛り込まれている。更新されたAPIにより、顔、指紋、虹彩による生体認証「Windows Hello」や、「Windows Ink」機能を使ったアプリケーションを容易に統合できる。新SDKでは以下の新機能が提供される。

○Windows Ink

 新しい「InkCanvas」と「InkToolbarコントロール」により、2行のコードを追加するだけでアプリケーションへWindows Ink機能を追加できる。

○Cortana API

 アプリケーションにCortanaによる音声コントロール機能を追加できる。一連の動作を記録したマクロをユーザーの音声で実行するといった制御もできるようになる。

○Windows Hello

 Microsoft Edgeで、Webサイトの認証に「虹彩認証」をサポートする。

 この他、Windowsによるマルチプラットフォーム開発の促進に向けて、以下の3つの技術をはじめとする取り組みを進めている。

○Desktop Bridge(Project Centennial)

 Win32や.NETを使用する多数のデスクトップアプリケーション開発者が、UWPやWindowsストアのメリットを利用できるようにする。UWPのモダンなデプロイ技術を使い、デスクトップアプリケーションのインストール、アンインストール、更新の手順をスムーズにする他、これらのアプリケーションがUWP API(ライブタイルやローミングストレージ、プッシュ通知などの機能を提供)にフルアクセスできるようになる。

○Bash Shell on Windows

 Bashシェルを、Windowsストアから直接ダウンロードできるようにする。また、ネイティブなBashおよびGNU/Linuxコマンドラインツールを、新しい「Windows Subsystem for Linux」上で直接実行できるようにする。

○iOS/Androidアプリ開発者向けの改良されたツールやブリッジ

 Visual Studioに「Xamarinツール」がビルトインされ、Windows以外に、iOS/Androidアプリケーションの作成を可能にする。また、マイクロソフトのオープンソースツールである「Windows Bridge for iOS」により、iOSアプリ開発者はObjective-CコードをVisual Studioに取り込み、UWPアプリケーションとしてコンパイルできるようになる。

最終更新:8月5日(金)6時10分

@IT