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元レンジャーズ監督「イチローは永遠に打てる」

東スポWeb 8月5日(金)16時34分配信

 マーリンズのイチロー外野手(42)は史上30人目の3000安打にあと2としてから6試合、10打席足踏みが続いている。今回、語るのはアスレチックスのロン・ワシントン三塁コーチ(64)だ。2007年から14年までレンジャーズで監督を務め、何度も痛い目にあっている。42歳とは思えないパフォーマンスを発揮しているベテランの起用法とは…。

――イチローはどんな選手ですか

 ワシントン・コーチ 見事な選手。常に用意周到、自分の能力をよく知っており、それを存分に生かしてきた。彼がメジャーに来た年(01年)、僕はアスレチックスの三塁コーチだったけれど、僕が若い時から接してきた野球に近い野球をする選手だった。だから彼を初めて見た瞬間から、これからメジャーでも大活躍する、特別な選手だってすぐにわかったよ。

 ――どうしてそう感じたのですか

 ワシントン・コーチ 野球選手がどうあるべきか、僕は知っているから。イチローはまさにそんな理想の選手だった。

 ――一番好きなイチローの場面は

 ワシントン・コーチ 難しいな…。イチローと対戦する時は、どうやったら彼を攻略できるかってことで忙しかったから。やっぱり彼の守備かな。三塁コーチ時代、右翼へのヒットで一塁にいた選手を三塁まで走らせたら、矢のような球が飛んできてアウトになった。衝撃的だった。この男は、正確性と速さを持っている。それ以来、イチローが守備にいる時は、リスクは負わないようにしたよ。

 ――あなたが監督だとしたらイチローを先発で毎日起用しますか

 ワシントン・コーチ そうだなぁ、生産性があるならばできる限り起用するけれど、繰り返される毎日の仕事に耐えられるかはわからない。

 ――年齢を考えてということですか

 ワシントン・コーチ 年齢というより、消耗だ。毎日出場したら、イチローがイチローでなくなる。それは間違いない。でも105~110試合は問題ないだろう。42歳で、メジャーのレベルで140試合は厳しい。現実的に考えて、28歳と42歳では比べものにならない。試合に出られるだけ出るべきだけれど、彼をどうケアするかも考えなければならない。マーリンズはそれを考えながら彼を起用していると思うよ。

 ――当然だと

 ワシントン・コーチ 身体的能力はあるかもしれない、でも20代や30代のころより落ちるのは誰でも仕方がないことさ。だから、おのずと試合数も減る。毎日出ていないのは彼のことをケアしているからでもあるんだ。僕は38歳で現役を引退したけど、実際42歳で毎日プレーするって、本当に大変なはずだよ。でも、イチローなら打席が少なくても、安打を打ってチームに貢献できる。

 ――安打を打てる限り、現役を続けられるということですか

 ワシントン・コーチ 彼は永遠に打てる。永遠にだ。だから、どこまで現役でいるかは彼次第だろう。

最終更新:8月5日(金)16時34分

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