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【新日G1】柴田を目覚めさせたオカダの挑発

東スポWeb 8月5日(金)16時35分配信

 新日本プロレス「G1クライマックス」は4日の福岡大会でBブロック公式戦が行われ、NEVER無差別級王者・柴田勝頼(36)がケニー・オメガ(32)を破り3勝目を挙げた。満身創痍ながら星取りを五分に戻した柴田を突き動かすのは、逆ブロックの首位に立つIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(28)から受けた挑発。“別路線”を歩んできた王者同士の対決に向け、G1初制覇は譲れない。

 前IWGPインターコンチネンタル王者との優勝候補対決で、柴田は厳しいヒザ攻めにさらされた。さらにVトリガーを浴びて窮地に陥るが、ケニーが片翼の天使の体勢に入ろうとしたところを間一髪抜け出し、スリーパーホールドで捕獲。最後はPKで激闘に終止符を打った。

 公式戦初戦で右肩肩鎖関節亜脱臼の負傷。さらに3戦目で痛めた左ヒザにもテーピングを巻いて戦い続けている。そんな満身創痍の柴田を奮い立たせているのが、逆ブロックで首位を快走するオカダの存在だ。

 開幕前会見で柴田はオカダに「オッサンばかりと戦っているNEVER王者」と第3世代との抗争を否定された。「棚橋(弘至)や中邑(真輔=現WWE)に言われるならまだ分かる。やってもないヤツが偉そうな口を叩くな」と、いまだに怒りは収まっていない。

 しかしその一方で目が覚めた部分もある。2012年9月の古巣再参戦から4年間でIWGP挑戦はいまだに実現しておらず、両者のシングル戦は13年のG1公式戦1試合のみ(柴田が敗戦)。その距離感からか、柴田自身もどこかオカダとは「別路線」と割り切ってしまっていた。「オカダのおかげでタガが外れたというか、感謝してるよ。逆に気を使わせてしまっていたのかもしれない。悪かった。お前がそこまで言ったんだ。期待に応えたい」と、3大王座制の確立による弊害ともいえる“垣根”を取り払う決意が固まった。

 G1覇者には来年1月4日東京ドーム大会でのIWGP挑戦権利証が与えられる。柴田は「やり続けていれば、いつまでも平行でいられるとは思えない。逃げられない位置までこっちが行けばいい」と豪語。ただ一つの頂点を決める戦いにシフトチェンジするべく、まずは真夏の祭典で悲願の初優勝を目指す。

最終更新:8月5日(金)17時6分

東スポWeb