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【ライブレポート】<千歌繚乱vol.6>メディーナ、LAGLESSら若手V系バンドが競演

BARKS 8月5日(金)21時6分配信

7月25日、渋谷REXにて<千歌繚乱vol.6>が開催された。本イベントシリーズは今人気の若手バンドだけを集めて行われていて、この日は全国各地から全8バンドが集結。若手らしい華やかで勢いのあるそのライブの模様をレポート。

◆ライブ画像

最初に登場したのはジバルト。千梠(Vo)が「熱くいこうぜ」と声を上げると開演を待ちわびていた観客のテンションが一気にあがり、フロアにジャンプやヘッドバンキングが巻き起こった。ジバルトは激しいライブパフォーマンスながらも楽曲のメロディがとても聴きやすく、観客も自由にのっていた印象。だがメンバーはまだまだ熱量が足りないとばかりに「Try angle」で全員がフロアを煽り、折りたたみのループを起こす場面もみられた。だんだんと会場の一体感が強まっていくようなジバルトのステージは、イベントの幕開けにふさわしい熱いものだった。

次は“死後の世界”をコンセプトに掲げるELYSIONの登場。幕が開くとそこには華やかな衣装をまとったメンバー、そしてすぐに「死華の涙」の演奏が始まった。そこから立て続けに披露される荘厳な楽曲で一気に会場は耽美的な世界に塗り替えられる。ヴァイオリンやピアノを同期させたシンフォニックなサウンドに華やかな歌声がのり、ついついその世界観に引き込まれるような感覚になった。

そして登場するなり疾走感ある激しい演奏でフロアを圧倒したのは、名古屋を中心に活動中のJACK+MW。最初に演奏されたのは7月にリリースしたばかりの新曲「殺戮にいたる哀」だった。そこから無駄なMCなど必要ないとばかりに怒涛の流れで「frosty CLOUD」ほか3曲を披露。JACK+MWのステージは切なさと激しさを兼ね備えた楽曲で構成され、ヴィジュアル系ならではの魅力が存分に発揮されたものだった。

次にフロアの大きな拍手に迎えられて登場したのは4番手、Nihilizm。義人(Vo)がステージに立つと、観客から大きな叫声が上がった。1曲目からライブ定番の楽曲が披露され、2曲目「hallow」ではフロア全員が座り込み土下座のような折りたたみを披露する場面も。そして最後には新曲「乖離」が演奏された。これはNihilizmには珍しくヴィジュアル系の王道を行く楽曲で、披露されても間もないとは思えないほど観客も音にのっていた。

◆<千歌繚乱vol.6>セットリスト1

[ジバルト]
1.黒想
2.Brick
3.雫遊び
4.偶像シャッフォル
5.Try angle

[ELYSION]
1.死華の涙
2.Requiem
3.ペルセポネ
4.禁じられた黙示録
5.終焉のカンパネラ

[JACK+MW]
1.殺戮にいたる哀
2.frosty CLOUD
3.カナリア
4.Over the brain shudder

[Nihilizm]
1.Ms.world
2.hallow
3.Mad spider
4.0℃
5.乖離

そして続いてはここまでの黒く激しい雰囲気をがらりと変える、大阪バンドBabyKingdomの登場。BabyKingdomは“ミュージックテーマパーク”をコンセプトにしており、その言葉通り明るく楽しいライブが魅力。この日は新衣装での登場となった。さらに8月24日に初めて全国流通される「ハイカラ」の披露もあり、フロアは大盛り上がり。終始観客はジャンプ、2ステップで飛び跳ねていた。

そしてまた世界は一変、6番目は全員が黒い衣装に身を包んだメディーナのステージだ。繊細なピアノのメロディとともに幕が開き、まずは静かなバラード「想命歌」が披露された。その後「やれんのか渋谷」というryo(Vo)の煽りとともに激しいシャウトの曲が続き、ラストの「鬱人形」では観客からも大きなデスボイスと今日一番荒々しいヘッドバンキングが巻き起こった。メディーナは激しいパフォーマンスと美しく退廃的な旋律で、彼らのテーマであるゴシックカルトを存分に見せつけてくれた。

観客のつけた光る指輪が輝き、続いて登場したのはAnima。Animaは九州を拠点に活動するバンドで、東京でのライブは今回のイベントが初めてとなる。見た目と楽曲の激しさのギャップがおもしろく、初めてAnimaを知ったであろう観客をも巻き込むほどの吸引力があった。特に“だってバンギャルだもん”という歌詞が印象的な「バンギャイズム」という曲ではフロア全体がモッシュ、パラパラで大きく盛り上がっていた。

そしてトリを務めるのはLAGLESS。2016年に始動したばかりのバンドだが、イベントのオフィシャルTwitterで行われた事前投票でみごと得票数一位、トリの座を勝ち取った。LAGLESSはボーカルが2人いるというヴィジュアル系バンドには珍しい構成。楽曲は見た目以上に激しく、声質の違う2人が奏でるハーモニーが全曲にわたって冴えわたり他のバンドにはない軽快でユーモアの効いたトークにも会場が湧いていた。

今回のイベントではどのバンドも自分たちにしかできない個性的なステージを見せてくれた。もちろん若手バンドらしい勢いもあり、今後の活躍が期待される。このライブイベントシリーズ<千歌繚乱>、次回は9月30日(金)に同じく渋谷REXにてvol.7の開催が予定されている。こちらにも新進気鋭の若手バンドが8組出演する。

文◎BARKS編集部 服部

◆<千歌繚乱vol.6>セットリスト2

[BabyKingdom]
1.ユーレイ☆になっても愛してる
2.時のメモリー
3.ハイカラ
4.小悪魔フルフル
5.残念×LOVE

[メディーナ]
1.想命歌
2.Cloudia
3.モノフォビア
4.SUICIDE
5.鬱人形
6.doom

[Anima]
1.不完全カタルシス
2.Hide&Seek
3.バンギャイズム
4.ランダムハイスコア

[LAGLESS]
1.Ending story
2.在り香
3.misérable tears
4.彼岸花

<千歌繚乱vol.7>

2016年9月30日(金)渋谷REX
開場15:30/開演16:00
出演:IGGY、GAMEOVER-ガメオベラ-、グラムヘイズ、SIN.、ソニックデスモンキー、TRA TRA TRA、Nollcrea-ノルクレア-、Rides In ReVellion
チケット:前売り 3,500円 / 当日 4,000円(ドリンク代別途)
http://ticket.deli-a.jp/

最終更新:8月5日(金)21時6分

BARKS