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男子団体は相生学院(兵庫)が4年ぶり2度目の日本一 [インターハイ/テニス]

THE TENNIS DAILY 8月5日(金)8時0分配信

 第73回全国高等学校対抗テニス大会および第106回全国高等学校テニス選手権大会(中国インターハイ・テニス競技/8月2~4日団体戦、5~8日個人戦/松江市営庭球場、安来運動公園庭球場)の大会3日目は、男女団体の準決勝、決勝が松江会場で行われ、男子決勝は、相生学院(兵庫)が名古屋(愛知)を2勝0敗で下し、4年ぶり2度目の日本一に輝いた。

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 先に決勝進出を決めたのは名古屋(愛知)だった。S2高羽蓮が6-1 6-3で先勝すると、川島颯/大窪広海のダブルスも6-3 6-2のストレート勝利。岡山理大附(岡山)を2勝0敗で退け、優勝した2010年以来、6年ぶりの決勝進出を果たした。

 前日の準々決勝ではトップシードの湘南工大附(神奈川)を下した岡山理大附。ダブルルスはスコア以上の接戦だったが、決勝進出はならなかった。それでも2年連続の4強入りに主将の岡垣光祐は「悔しいけど、達成感もある」と口にし、松村道則監督も「ゲームの中でみんなが成長してくれた」と選手の頑張りを称えた。

 もう一方の準決勝は、相生学院(兵庫)と柳川(福岡)が対戦し、相生学院が2勝0敗で決勝へ進んだ。相生学院はS2菊地裕太が7-5 6-0で先勝し、大島立暉が6-3 6-3でS1対決を制して勝利を決めた。

「チャンスがあったのに、すべて第1セットを落として勢いに乗れなかった」と柳川の本田健児監督。接戦に持ち込んで少しでも相手に重圧をかけたかったが、その戦いに持ち込むことができず、10年ぶり25度目の優勝はならなかった。

 6年ぶり5度目の優勝を目指す名古屋。4年ぶり2度目の優勝を狙う相生学院。男子決勝は12時から3面同時進行で始まった。

 まず勝利を手にしたのは相生学院だった。S2菊地が高羽に6-1 6-2の完勝。早いタイミングでボールをとらえ、的確なショットでポイントを重ねた。「緊張もあったけど、相手も1年生だったし、負けられなかった」と菊地。「あまり自分のプレーができなかった」と苦笑したが、チームに勢いをもたらす大きな勝利だった。

 相生学院は決勝のS1に1年生の阿多竜也を送り出した。「ずっとS1で戦ってきた大島に疲労が見えていた。阿多に聞いたら、出たいと言い、決断した」と荒井貴美人監督。阿多は「やっぱり出たかった。何としてもチームに貢献したかった」とコートで躍動。大島がベンチコーチとして見守る中、酒井から第1セットを6-3で先取した。

 日本一を決めたのは、大野翼/金子拓矢のダブルスだった。阿多が隣りのコートで奮闘する姿は3年生ペアにも大きな刺激となった。「俺たちで決めよう」。川島/大窪に対して6-3 6-2のストレート勝ちを収めると、2人は力強く抱き合い、日本一の喜びをかみしめた。

「全員でつかんだ優勝です」と荒井監督。決勝でエースの大島を外し、1年生の阿多を起用したのは勇気がいっただろう。それでも選手の力を信じ、「チーム全員で勝つんだ」と送り出した。4年ぶり2度目の日本一。前回の優勝に比べてどちらがうれしいかという質問に、「どっちもうれしいです。日本一ですから」と安堵の表情を見せた。

 名古屋は6年ぶりのインターハイ出場だった。初戦でシード校の秀明八千代(千葉)を下して勢いに乗った。準々決勝で春の選抜で敗れた清風(大阪)に雪辱を果たし、決勝の舞台へと駆け上がったが、あと一歩、届かなかった。

「チャンスがあっただけに悔しい。でも、ここまで来れたことには満足しています」と沖本東樹主将。宮尾英俊監督も「うちはずっとチャレンジャーだった。選手たちはよくやってくれました」とうなずいた。惜しくも準優勝に終わったが、6年ぶりの舞台で、ふたたびその存在感を見せつけたのは間違いない。

 大会4日目となる8月5日からは個人戦がスタート。男子シングルス1~4回戦と女子ダブルス1~3回戦、準々決勝が行われる。男子シングルスは松江会場、女子ダブルスは安来会場での開催。試合開始時間はどちらも9時の予定。

(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)

最終更新:8月5日(金)8時0分

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