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ジャガーらしさ溢れる初のSUV/ジャガー F-PACE(エフ・ペイス) 試乗レポート

オートックワン 8/5(金) 18:40配信

グループ内の「イヴォーク」あたりとのカニバリを心配したけれど・・・

2013年のフランクフルト・ショーでこのクルマの原型となった「C-X17」を一目見たとき、同じグループのレンジローバー「イヴォーク」あたりとカニバライズ(cannibalize)しないのかな?って心配になった。

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・・・と英語で言うとカッコよく聞こえるかもしれないけど、要は「共食い」である。ところが、乗ってみると、ランドローバー一族の末っ子とはまったく違う、ジャガー初のSUVらしい個性を放っていた。

遡ると、2010年にラルフ・スペッツ博士がCEOに就任して以来、ジャガーのラインナップはほぼ刷新されている。フラッグシップの「XJ」を刷新したのち、チーフ・デザイナーのイアン・カラムさんが「ジャガーはスポーツカー・ブランドに回帰する」と言った通り、「F-Type」のようなエレガントなスポーツカーを世に送り出した。その後に同社のコアコンピタンスであるアッパーミドルサルーンの「XF」をほぼ10年ぶりに刷新し、ボリュームゾーンであるコンパクトサルーンに「XE」を追加して、ラインナップを固めた。

なるほど「F-Pace」はジャガーらしい一台なのだ

どこもかしこも、SUVを連発する時代に、ジャガーはスポーツカーとサルーンでいくなんて、硬派だなあ、と感心していた。ただ、コンセプトカーとして登場させた「C-X17」の評判が、思いの外、良かったとは耳にしている。日本でも、青山にあるスパイラルホールでお披露目して、メディアや顧客の声を集めていた。加えて、「XF」と「XE」とモデルを重ねるごとに、共通のプラットフォームを熟成させてきたこともあって、SUVでもジャガーらしさを表現することができるようになったのではないかと想像する。

それほど、「F-Pace」はジャガーらしい一台なのだ。

F-PACEのライバルは、ずばり「ポルシェ マカン」だ!

正直なところ、スタイリングだけで「F-Pace」を判断すると、「イヴォーク」とカニバらないかと心配したり、アウディ「Q5」やBMW「X5」あたりがライバルだろうと想像してしまう。しかし、実際に乗ってみると、ライバルは間違いなくポルシェ「マカン」だ。

もっともスポーティな「35t R-Sport」をワンディングロードに連れ出してみれば、一目瞭然だ。全長×全幅×全高=4740×1935×1665mmのスリーサイズからして、ポルシェ「マカン」とガッツリ勝負といった印象を受ける。エクステリア・デザインは、鬼才、イアン・カラムの手になるだけあって、スピード感に溢れつつも、優雅さを感じさせる。フロントのオーバーハングが極端に短く、グラスエリアの上下を狭めることで、スタイリッシュで疾走感を感じる仕上がりだ。

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最終更新:8/5(金) 18:40

オートックワン