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ANA、国際線の貨物システム統合-17年にクラウド化し運営コスト低減

日刊工業新聞電子版 8月5日(金)17時10分配信

独自システムから外部ベンダーのパッケージシステムに刷新

 ANAホールディングス(HD)は、国際線の貨物システムを2017年に刷新する。複数ある機能のうち、精算や決済などの収入管理のシステムを独自システムから外部ベンダーが提供するパッケージシステムに刷新。他の機能とインターフェースを統合して、利便性を向上する。ANAは15年に国内線の貨物システムに予約機能を加えるなど、大幅に刷新。19年には国際線と国内線の予約システムを統合し、国際線と国内線の貨物の接続や、貨物スペースの管理などを高度化し、収益性を高める。

 ANAホールディングスが現在運用している国際線の貨物システムは、予約や貨物管理のシステムはパッケージ化しているものの、収入管理のシステムは20年前に自社で構築した。

 全ての機能を同じシステム会社が提供するパッケージシステムに統合し、システムをクラウド化して運用コストを低減する。また、海外の空港にある貨物の管理を厳密にできるようにするほか、タブレット端末やスマートフォンで予約ができるようにする。

 15年には国内線の貨物システムを刷新しており、便ごとの貨物スペースをシステム上で可視化できるようにした。

 一度利用運送事業者(フォワーダー)に販売したスペースに空きが出た場合、別の事業者に再販売することができるようになるなど、国内線の貨物の業務を機動的にした。

 ANAでは、国際線と国際線の貨物システムを19年に統合し、同じシステム上で国内線と国際線の貨物スペースを把握し、予約もできるようにする。統合に向け、業務の見直しなどを進め、貨物スペースの管理や販売、決済などを効率化。厳しい事業環境にある航空貨物事業の収益力の向上につなげる。

最終更新:8月5日(金)17時10分

日刊工業新聞電子版