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機械化されるのは職業じゃなく、タスク。 マッキンゼーが800職業2000タスクを超分析

ギズモード・ジャパン 8月5日(金)23時10分配信

一番機械化されそうなのは、どんな業種のどんなタスク?

最近、レストランなんかでもタブレットで注文できるところが増えてきました。そのほうがウェイターさんを待つ時間が省けて効率的ですが、ちょっとさびしい感じもします。いろんなことがロボットとかモニタとのやりとりで済んでしまって、パーソナルなサービスはどんどん消えていくのかなぁ…と。

でも実際は、やっぱり何でもかんでも機械化されるわけではないのかもしれません。コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニー(以下マッキンゼー)が仕事の機械化の未来についてまとめている報告書によれば、我々がSF的に妄想している「ある日突然、オフィスの自分の席にロボットが座っていて、自分の仕事を全部奪われる」みたいなことはあんまり起こらなそうなんです。そういう、白か黒かじゃなくて、濃淡のグレーがまだらに存在するのが近未来なんだろうな、という感じです。

職業をタスクに分けて考える

ロボットに置き換えられやすい職業とそうでない職業がある、とは前から言われていますが、すべての職業は複数のタスクで成り立っています。ひとりの人が一連の仕事としてさばいているタスクの中には、自動化しやすいタスクとそうでないタスクがあるはずです。そこでマッキンゼーでは、あらゆる職業のあらゆるタスクがどれくらい自動化されやすいかを分析したんです。

マッキンゼーでは米国労働省のデータベースO*NETと労働統計局のデータを使い、米国内の800種類の職業に含まれる2000種類のタスクが何時間ずつ行われているのかを調査しました。さらにタスクの性質を「専門性の適用」「関係者とのやりとり」「データ収集」「データ処理」など7つに分類し、それらが既存技術で置き換え可能かどうかを検討しました。そして、あるタスクの中の既存技術で置き換え可能な時間の割合を出し、それを「自動化の技術的実現可能性(technical feasibility of automation)」と定義しました。

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最終更新:8月5日(金)23時10分

ギズモード・ジャパン