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スケート場壁画に挑戦 神奈川県立平沼高校美術部

カナロコ by 神奈川新聞 8月5日(金)18時32分配信

 横浜の冬の風物詩として定着した横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)の屋外スケート場、アートリンク。毎年、気鋭のアーティストらが会場の壁画を担当してきたが、今年は県立平沼高校(西区)の美術部員が手掛けることになり、12月のオープンに向けて制作を進めている。

 依頼を受けた4月から、1、2年生各10人の部員たちはテーマ決めや下描きを行ってきた。夏休みに入ってからはパネルに描く作業に取りかかっている。

 制作する壁画は五つ。屋外用のペンキでパネルに描いたものを設置するが、高さ約3メートル、幅約35メートルに及ぶ最も大きな壁画は、原画を拡大し、フィルムに出力したものを貼る予定。原画は約40枚のパネルに分けて描き進めており、拡大した際のぶれを防ぐため精度を高めようと苦心している。

 絵柄には国際都市・横浜をイメージし、四季の移り変わりを背景に日本文化を象徴する事物や日常の風景などを織り込んだ。2年生で部長の小川名(おがわな)樹(いつき)さんは「スケートで滑っていく人が見るので画面の流れを意識した」という。

 「共同制作で部員の結束も固くなった。高校生でも社会との関わりに参加できるのは、大きな自信につながる」と顧問の鵜沢三智子先生。夏休み中に完成近くまで仕上げたいという。

 今回は、市が推進する次世代の芸術家を育成する施策「クリエイティブ・チルドレン」構想に基づき、コンクールなどで実績を重ね、地域との関わりにも積極的な同校が選定された。

最終更新:8月5日(金)18時32分

カナロコ by 神奈川新聞