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テーム・インパラ 瞬時にソールドアウトにしたセレブレート・ブルックリン公演のレポート&写真が到着

Billboard Japan 8月5日(金)12時15分配信

NYブルックリンのプロスペクトパークで毎年夏に行なわれ、今年で38周年を迎えたNYを代表するビッグイベント「セレブレート・ブルックリン」。音楽はもちろん映画、ダンス、コメディショウなど多岐にわたる公演を楽しむことができる夏の風物詩となっており、過去にはボブ・ディラン、ベック、シガー・ロス、ノラ・ジョーンズ、ブルーマン・グループなどらが出演した。会場となるプロスペクトパークは、ツリーが立ち並ぶ森の中のような場所で観客はブランケットを持ち込みワインやビールを飲みながらピクニック感覚でライブを楽しむことができる。そのセレブレート・ブルックリンでの2公演を瞬時にソールドアウトにしたテーム・インパラの公演初日のレポートが到着した。

 ソングライター、プロデューサー、そして全ての楽器を演奏し宅録する技術を持つ現代のサイケデリックポップマエストロとの呼び声が高いケビン・パーカー率いるテーム・インパラ。去年リリースした『Current』は全世界で40万枚を超えるヒットを記録。世界各地をツアーし、主要フェスではメインステージに出演と今やビッグバンドとなった彼らの登場を、バンドが無名だった時代から小さなヴェニューGlasslandsやMusic Hall Williamsburgに出演し着々とステップアップしてきたのを見守ってきたブルックリンの熱狂的ファンに盛大に歓迎した。

 「Nangs」から7分間弱のドリーミーな曲ののち「Let It Happen」に移行し、今宵の冒険の幕が開けた。

 セットは前作2作『Innerspeaker』、 『Lonerism』からも均等に演奏され、彼らのライブでは欠かせない『Elephant』で会場のボルテージがマックスに。単調だが重厚なギターリフとドラムがシャッフルし重いビートが体の内部にまで響き渡る。観客はもちろん大合唱。『The Less I Know the Better, 』ではバックスクリーンには幾つものライトが宇宙へ飛び立って行く様に映し出され、同時にステージ脇のライトが周り出す。その様子は近未来惑星に宇宙船が不時着したのをイメージさせた。

 ライブのひとつのハイライトとなったのは、ケビンがマーク・ロンソンとコラボした「Daffodils」の演奏だ。この曲の歌詞はマイケル・シェイボン(アメリカを代表するSF作家・脚本家の一人)の作品からインスパイアされたとあるように、ライブバージョンではケビンのギターリフはドラゴンビーティングをかき鳴らすかのように重厚で、チャカ・カーンのようにソウルでファンキーだ。

 ショウは全編を通し彼らの音の出力と連動し、虹色に光る明るい光が観客へと映し出され観客はトリップ状態に陥る。光のフォースフィールドは、チケットがなく会場外で音だけを楽しんでいた観客にも届き、彼らはショウを思う存分楽しみことができた。

 会場にはマック・デマルコ、MGMTのアンドリュー、ザ・フレイミング・リップスのウェイン・コインなど多くのアーティストも駆けつけこの盛大で、現代において最もサイケデリックなロック・ショウを楽しんでいた。ブルックリンの夏の始まりの夜にエネルギッシュなセットで幕を閉じた。

PHOTO&TEXT:ERINA UEMURA

◎セットリスト
Nangs
Let It Happen
Mind Mischief
Why Won’t You Make Up Your Mind?
Why Won’t They Talk to My?
The Moment
Elephant
The Less I Know the Better
Daffodils (Mark Ronson cover)
Eventually
Yes I’m Changing
Alter Ego
Oscilly
It Is Not Meant to Be
Apocalypse Dreams
Encore
Feels Like We Only Go Backwards
New Person, Same Old Mistakes

◎リリース情報
テーム・インパラ『Currents』
Now On Sale
HSU-12034/5 価格 2,400円+税
レーベル:Hostess

最終更新:8月5日(金)12時15分

Billboard Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。