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ティーンからアラフィフまで幅広い層が支持! 『ドリー』キャラクターの魅力に迫る

クランクイン! 8月5日(金)18時30分配信

 公開3週目にして、早くも観客動員260万人、興行収入32億円を突破し、日本でも大ヒットを記録しているディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』。前作『ファインディング・ニモ』の最終興収110億円超えも視野に入るその勢いの源はどこにあるのだろうか?先日、劇場に足を運んだ際に客席を見渡して印象的だったのが、10代から50代以上と思われる幅広い客層の存在。本作の何が、ここまで幅広い層の観客の心をつかんでいるのだろうか。

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 本作は、忘れんぼうのナンヨウハギ・ドリーが、たった一つ忘れなかった“家族との思い出”を頼りに、カクレクマノミの親子・ニモとマーリンをはじめ、陸・海・空、様々な仲間たちと家族を探す旅に出かける物語。“人間の世界”を舞台に大冒険を繰り広げるストーリーや思わず見とれてしまうのほどリアルな海の描写、家族を探すために突き進むドリーの姿など、胸打つシーン満載の本作。そんな中、とりわけ劇場に足を運んだ観客たちの注目を集めていたのは、個性豊かなキャラクターの存在。「かわいい」「かっこいい!」と悶絶し、思わずグッズが欲しくなってしまうようなキャラクターが続々と登場するのだ。

 まず、公開直後から「かっこいい!」とSNS中心に話題になっていたのが、ドリーの冒険の手助けをするも、敵か味方か謎のタコ、ハンク。佇まいはミステリアスかつ、クールそのものなのだが、実はドリーと同じようにコンプレックスや悩みを抱えていることが、次第に垣間見えてくる。ミステリアスな男が見せる弱さにグッとくるが、日本語吹替版ではハンク役を実力派俳優の上川隆也が演じており、この声がまた渋くてセクシー!人間臭さが滲み出てくるような演技はさすがの一言だ。

 客席のいたるところから「かわいい!」と声があがっていたのは、ドリーの幼少期であるベビー・ドリー。大きな瞳が特徴的で、一生懸命に泳ぐ姿は、抱きしめられるものなら抱きしめたくなるほど。また、「海洋生物研究所」でドリーが出会う、ジンベエザメの女の子・デスティニーも愛らしい存在。デスティニーは、海の生き物なのに泳ぐのが苦手で、身体をあちこちにぶつけまくる。それでもいつも元気いっぱいで明るく、大きな身体に友達思いの優しい心を持ち合わせている。このようにどのキャラクターも、かっこいい&かわいいだけでなく、思わず応援したくなるような要素もたっぷり。知れば知るほど、愛着が湧いてくる。


 また、豊富なキャラクターたちから海の生物について学ぶことも多かった。シロイルカ・ベイリーの行動から、シロイルカは、音の反響で遠く離れた場所にいるモノを見つけられる「エコロケーション」の能力を持っていることや、ドリーのセリフから「タコの心臓は3つある」ということがわかり、思わず「へぇ!」と声を出してしまうシーンが何度もあった。

 その他にも、登場する生物の細かい描写や海の仕組に驚かされたが、なんと本作の監修を務めたのは、タレントで東京海洋大学名誉博士のさかなクンだという。劇中に登場するマグロが「マカジキ」なのに「カジキマグロ」と表記されていたのを指摘したり、「摂氏22度」という表現を「水温はあまり摂氏とはいわない」といい「温度22度」に訂正したりするなど、細部にわたって丁寧な監修を行ったそうだ。かわいいだけじゃなく、しっかりと専門家の意見を取り入れたキャラクターは目の肥えた大人の観客の心もしっかり掴んだようだ。個人的にも、海洋生物のリアルな生態については、是非注目して欲しい。

 愛着を寄せられるキャラクターたちが教えてくれる友情と勇気。そして、専門家の知識に基づく海の生物の驚きの数々、3拍子も4拍子も揃ったキャラクターの魅力が様々層から人気を獲得している秘訣のようだ。

 映画『ファインディング・ドリー』は現在公開中。

最終更新:8月5日(金)18時30分

クランクイン!

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。