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<辺野古訴訟>翁長知事「違法のいわれなし」 名護市長と陳述書提出

沖縄タイムス 8月5日(金)7時45分配信

 名護市辺野古の新基地建設を巡る違法確認訴訟で沖縄県は3日、翁長雄志知事と稲嶺進名護市長の陳述書を福岡高裁那覇支部に提出し、発表した。知事は5日に開かれる第1回口頭弁論で意見陳述をする予定だが、それとは別に証拠の一つとして陳述書を出した。

 陳述書で知事は、国地方係争処理委員会が国と県との真摯(しんし)な協議を促したにもかかわらず、まともな協議はできていないと指摘。「その状態で国の是正指示に従わないことが違法と評価されるいわれはない」として、県を提訴した国の姿勢を非難した。

 さらに、埋め立て承認取り消しの経緯や法的見解を改めて示し、「違法な国の関与ですべてが国の意向で決められるようになるなら、地方自治は死に、日本の未来に拭いがたい遺恨を残す」と主張している。

 稲嶺市長は、新基地建設で騒音被害が増大し、自然環境へ深刻な影響が及ぶ恐れがあるとした上で、「日本の米軍基地問題として国民全体で議論を深めることが、公平公正で実効性のある解決策の実現につながる」と訴えた。

 ほかの7人の証人も4日までに陳述書を提出した。

最終更新:8月5日(金)12時30分

沖縄タイムス