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応挙芦雪館で文化財講座

紀伊民報 8月5日(金)16時32分配信

 和歌山県串本町串本の無量寺境内にある串本応挙芦雪館は4日、同館で文化財研究講座を開いた。滋賀県甲賀市の博物館「MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム)」の学芸員、岡田秀之さん(40)が「文化遺産の保存と公開」をテーマに話し、近隣の文化財や教育の関係者らが学んだ。

 串本応挙芦雪館には江戸期の画家、円山応挙(1733~95)や、その弟子の長沢芦雪(1754~99)が描いた作品が多数展示、保管されており、応挙や芦雪のふすま絵55面は国の重要文化財(重文)に指定されている。

 岡田さんは、文化と遺産を組み合わせた文化遺産という言葉について、前代の人々が遺し、受け継がれてきた文化的な財産や業績のことだと解説。保存と公開という課題について「保存だけしていても、誰もその存在を知らず、価値が認められない。相反するが公開もする必要があり、両立させないといけない」と話した。

最終更新:8月5日(金)16時32分

紀伊民報