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NY外為:ドルがほぼ変わらず-5日発表の雇用統計待ちで様子見

Bloomberg 8月5日(金)4時38分配信

4日のニューヨーク外国為替市場ではドルがほぼ変わらず。ここ1週間で最も小幅な値動きにとどまった。市場は米金融当局の利上げの道筋を見極めるため、米雇用統計の発表を待っている。

5日に雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が広がる中、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は今週、上げ下げを繰り返す展開となっている。統計の内容次第で、年内の利上げ予想が復活する可能性がある。4日のドル指数の水準は、3日の終値からほとんど変わっていない。一方この日はイングランド銀行が2009年3月以降初めてとなる利下げを実施し、ポンドが大幅安となった。

バンク・オブ・ノバスコシアのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏はイングランド銀の決定について、「米金融当局やドルにとって何の意味も持たない」と指摘。「米金融当局にとって重要なのは非農業部門雇用者数だ。これまでの当局者の発言にもかかわらず、年内利上げへのハードルは高い」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらず。前日は、米民間雇用者数の安定した伸びが好感されて上昇していた。ドルは対円でほぼ横ばいの1ドル=101円22銭。対ユーロでは0.2%上げて1ユーロ=1.1130ドル。

米労働省は5日に7月の雇用統計を発表する。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では、非農業部門雇用者数は18万人増が見込まれている。6月は28万7000人増だった。

IGのチーフマーケットストラテジスト、クリス・ウェストン氏(メルボルン在勤)は「明らかにドルの下振れリスクはある。誰もが雇用統計に注目している」と述べた。

金利先物トレーダーらは17年下期まで利上げを予想していない。先週の初め時点では3月にも利上げすると見込んでいたが、4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)が低調だったことを受けて、予想を先延ばしした。

コモンウェルス銀のシニア通貨ストラテジスト、エリアス・ハダド氏は「7月の雇用統計で力強い雇用増加と賃金上昇が見られ、全体的に堅調な内容となれば、米政策金利見通しの緩やかな上方向への修正が支持され、ドルにプラスとなるだろう」と分析した。

原題:Dollar in Limbo Before U.S. Payrolls as Traders Seek Clue on Fed(抜粋)

第5段落以降を追加し、更新します.

Anooja Debnath, Rebecca Spalding

最終更新:8月5日(金)6時37分

Bloomberg