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ビジネスパーソンは「3大夏風邪」にご用心 子供の病気と侮るなかれ

ZUU online 8月6日(土)11時10分配信

夏になると子どもたちの間で流行する感染症は、大人がかかると重症化しやすいものもある。ただの夏風邪と思って会社に行って、菌をばらまいてしまう危険性もある。たかが夏風邪と甘くみていると、大変な目に合うかもしれない。

■子供の病気と侮るなかれ

夏に流行する感染症として、手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱は知られている病気だ。まとめて3大夏風邪と呼ばれ、0~5歳の乳幼児がかかりやすく、学校保健安全法で出席停止と定められている。患者の大半は子供だが、大人もかかることがある。

◎手足口病
手のひらや足の裏、口の中などにかゆみを伴う水疱ができる手足口病は、発熱しても1~3日で下がり、高熱になることは少ない。まれに髄膜炎や脳炎を起こすことがある。原因となるウイルスが複数あり、一度かかったものには免疫ができるが、他のウイルスに感染することで、何度も発症することもある。

◎ヘルパンギーナ
38度以上の発熱、喉の奥に小さな水疱ができるなど、手足口病と似ているヘルパンギーナ。原因ウイルスの一部も手足口病と同じだが、高熱と水疱が口の中にだけできるのが特徴だ。こちらも、まれに髄膜炎や心筋炎、熱性けいれんを起こすことがある。

◎プール熱(咽頭結膜熱)
39~40度の高熱や喉の腫れ、目の充血や目ヤニなど喉と目に症状が出るのが、プール熱の特徴だ。プールの水を介して感染することがあるので、この名がついているが、飛沫感染や接触感染が主な感染経路である。

■冬の感染症とは違う、高温多湿がウイルスの温床になる夏

冬に流行するインフルエンザウィルスなどは低温乾燥を好む一方、夏は高温多湿を好むウイルスが多い。エンテロウイルスやアデノウイルスなど、のど・腸管ウイルスが繁殖しやすい環境になっているからだ。

夏の暑さで体力が落ちるのも感染拡大に拍車をかけている。夏バテでしっかりと食事をとれていない、寝苦しくて十分な睡眠がとれていないなど、生活習慣の乱れが体の免疫低下を引き起こしてしまう。

鼻や喉の粘膜から侵入するウイルスは、エアコンや扇風機を使用していると部屋が乾燥とともに拡散しやすい。乾燥は鼻や喉の免疫を局所的に下げ、そこにウイルスが入り込無予知を与えてしまう。高温多湿を好むウイルス、体力と免疫の低下、エアコンなどで乾燥し飛散すること、この3つが夏に感染症にかかりやすくなる原因だ。

■重症化した大人の症状は…?

子供が感染しても高熱が出ることは少ない手足口病はだが、大人は別である。大人がかかった場合には3割ほどの患者が40度近い高熱を出す傾向にある。指先に発疹やかゆみが出て、1~2か月後に爪がはがれることがある。

ヘルパンギーナも患者の9割が子供だが、看病する大人にうつることがある。大人の場合には、39度以上の高熱と喉の痛みがひどく、飲食が辛くなるなど、子供よりも症状が強くでる傾向にある。

プール熱も、感染した子供から大人へ感染することがある。39度以上の高熱が数日続き、激しい喉の痛みがでて、発熱後に結膜炎を併発することもある。

重症化しやすい理由には、子供に比べて大人の方が高熱への耐性がないからだ。子供は大人に比べて体温が高く、体温が高いほうが免疫も高いのだ。そのため、低体温の人ほど重症化しやすいといえるだろう。

■休めない社会人のマナー 最低限すべき3つの行動
社会人には病気になっても、抱えているしごとなど周囲の迷惑を考えると、なかなか休めないこともある。どうしても出勤しなくてはならないときには次のことに注意したい。

◯マスク必須
三大夏風邪は飛沫感染するので、周囲に感染を拡大させないことが重要だ。咳やくしゃみ、また会話の時にウイルスは空気中に拡散される。咳一回で約10万個のウイルスが約2メートルまで飛散するため、咳エチケットとしてマスクを着用しよう。

◯こまめな水分補給
激しい喉の痛みのせいで、飲食がままならないことが多いが、その場合暑さとあいまって脱水になりやすい。意識してこまめに水分補給をしよう。逆に食事は、無理していつも通りとらなくても大丈夫だ。もちろん食べられるものがあるなら食べるに越したことはないが、ウイルスが消化や栄養吸収を阻害しているので、消化に必要以上のエネルギーを使ってしまうからだ。

◯徹底的な手洗い
ヘルパンギーナとプール熱は接触感染するので、手洗いと手指の消毒をした上、共有物にはなるべく触れないことも、感染拡大を防ぐのに有効だ。石鹸と流水で洗うだけでも20秒かけて入念に洗えば衛生は保てるが、アルコール消毒を加えればより良い。他人と共有するタオルや給湯室のカップなどには、なるべく触れないようにして接触感染を防ごう。

喉が痛い、熱などの症状があるときには、たかが夏風邪と自己判断せずにすぐ病院へ行くことが大切だ。ゆっくり休んで体力を回復するのが最良だが、どうしても休めない場合には周囲への感染拡大を防止する配慮が、社会人のマナーである。(ZUU online編集部)

最終更新:8月6日(土)11時10分

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