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萩野、プレッシャーを栄養に変え金メダルへ死角なし「いつも通りやればいける」

デイリースポーツ 8月6日(土)6時2分配信

 「リオ五輪・競泳・男子400メートル個人メドレー・予選」(6日、五輪水泳競技場)

 リオデジャネイロ五輪で、2人の日本人金メダル候補によるライバルがいよいよ激突する。日本時間7日に予選、決勝が行われる競泳男子400メートル個人メドレーで、萩野公介(21)=東洋大=が4日、本番会場の五輪水泳競技場で練習を公開。「今日でやっと試合の体になった。焦ることなくいつも通りやればいける」と自信を見せた。

 もう重圧にはつぶされない。決戦を目前に控えた萩野は、揺るぎない自信をのぞかせた。「僕自身、最高の練習をして、1日1日最高の泳ぎを積み重ねてきた。(今が)最高の泳ぎだと思う」

 同級生のライバルである瀬戸大也(JSS毛呂山)と五輪で初めて激突する。ベストタイムでは萩野が4分7秒61と1秒近い差をつけているのに対し、ここ一番での勝負強さを持つ瀬戸は世界選手権2連覇。日本のエースを証明する上でも、まだ手にしたことがない金メダルは譲れない。

 昨年は右肘骨折というアクシデントにも見舞われた。「僕がどの選手よりもいちばん波瀾(はらん)万丈だった。でもその分、気持ちが成長できた。これが人生だと思って」。これまで精神面が課題で、常に本命視される重圧が体の自由を奪ってきたが、挫折を経て「プレッシャーを感じるときもあるけど、それを受け入れて栄養にしている感じ」と“悟り”の境地に達した。

 平井伯昌監督も「もう大丈夫。こりゃいけると太鼓判を押す」と目を細める。「すごく穏やかで、集中や充実度がロンドンで銅を取った時以来じゃないか」と分析。「五輪じゃないと気持ちが入らないところが北島の時もあった」と、かつてのまな弟子も引き合いに出し、「指導してきて今が一番いい状態」と自信を持って送り出す。ロンドンから4年、金獲りを目指す萩野に死角は見当たらない。

最終更新:8月6日(土)7時40分

デイリースポーツ