ここから本文です

【新日G1】洋央紀逆転Vの誓い

東スポWeb 8月6日(土)16時45分配信

 新日本プロレス「G1クライマックス」で8年ぶり2度目の優勝を狙う荒武者・後藤洋央紀(37)が5日、不退転の決意を明かした。激動続きだった2016年上半期の新日マットで“迷走”を続けた後藤にとって、今大会はまさに崖っ縁。不器用すぎる信念を貫く男は、改めて逆転優勝を誓った。

 Aブロックから頂点を狙う後藤は、ここまで3勝3敗と苦戦が続いている。1敗で単独首位を走るIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(28)に勝ち点で4差をつけられているため、決勝戦(14日、両国)進出には残り3戦全勝が絶対条件となる。それでも「もう一つも負けられないし、負けたら終わり。崖っ縁だけど、ここからが俺の真骨頂ですよ」と逆転Vを諦めていない。

 そもそも土俵際なのは今に始まったことではない。主力離脱で激動続きだった今年上半期の新日マットにおいて、後藤は迷走し続けた。1月にオカダを突如急襲し大ブーイングを浴びると、2月大阪大会のIWGP戦では唐突に白塗りのペイント姿で登場。周囲の理解を得られずテレビ中継の解説席から「そうじゃないんだよ、後藤。試合で見せろ」ともっともな批判を受けた。3月に敢行した「滝行」は内藤哲也にコケにされ、4月のCHAOS入り後も存在感を発揮できていない。

「俺の中ではよかれと思ってやってきたことだけど、賛否両論で、なおかつ否が圧倒的に多かった…」

 後藤は口下手で空気を読むのが苦手。信念を曲げてまで周囲に迎合できるほど器用な男でもない。それだけにG1のような「勝てば官軍」のリーグ戦は千載一遇のラストチャンスだ。「自分で『俺は変わった』と言ったところで、周りには伝わらない。目に見えないものを伝えるには結果しかない。逆にここで結果を残さないと、CHAOSに入ったことが意味のないものになってしまう」と、背水の陣を敷いた。

 ただでさえ同門の現王者・オカダには公式戦で敗れたため、IWGP再挑戦にはG1制覇のような勲章が必要不可欠。客観的に見れば見るほど正念場に追い込まれている荒武者に、G1の女神は再びほほ笑むのか――。

最終更新:8月6日(土)16時45分

東スポWeb