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中日・ビシエド復調にホメ倒し作戦だ

東スポWeb 8月6日(土)16時45分配信

【伊勢孝夫「新IDアナライザー」】中日が5日のDeNA戦(横浜)を4―3で制して連敗を4で止めたが、打線は不調を抜け出したとは言い難い。

 9回に平田がDeNAの守護神・山崎康から逆転打を放ち、事なきを得たとはいえ、再三の好機をものにできなかったことは看過できない問題。なかでも4番・ビシエドが気掛かりだ。打ちにいく際に体が前に突っ込み過ぎている。無理に引っ張るため詰まったような当たりばかりで、好調時に見られた逆方向への打球は一切なくなっている。

 ヤクルト入団当初のバレンティンもそうだったが「周りが打てないから自分が打って試合を決めないといけない」という思いからくる悪い兆候だ。解消するには練習のときからセンターから逆方向という意識を徹底させること。また、改めてデータを示して日本人投手の配球を勉強させることも必要だ。そんなとき、有効なのは“褒め倒し作戦”。頭ごなしに言っても効果はない。いいところを褒めながら改善点を指摘した方がいい。

 私もかつて多くの外国人選手と苦楽をともにしてきたが、ときにはご飯に連れ出して日本生活での悩みや家族のことなどをじっくり話して心を開いてもらうということもあった。オランダ出身のバレンティンには冗談交じりに「数年頑張れば、島を買えるくらい稼げるかもしれないから頑張れ!」と言って奮起を促したこともある。

 打高投低になりがちな夏場は助っ人野手の力がものをいう時期。中日浮上のためにはビシエドの復調が不可欠。あらゆる手を打たなければならない。
  (本紙評論家)

最終更新:8月6日(土)16時45分

東スポWeb

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