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秋元梢 父の前九重親方の思い出を涙ながらに 最期を家族で過ごせてよかった

デイリースポーツ 8月6日(土)20時35分配信

 7月31日に膵癌(がん)で亡くなった九重親方の次女でモデルの秋元梢(29)が6日、都内の九重部屋でしめやかに営まれた通夜後に取材に応じ、涙ながらに父について語った。

【写真】12年12月、次女・秋元梢とイベントに登場した九重親方

 部屋前に詰めかけた報道陣の前に喪服姿で姿を見せた秋元は「暑い中お集まりいただきありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。大横綱の娘として、その最愛の父を失った時でさえ礼儀を重んじた。「父がいなくなっても九重部屋は続きますので、ご支援お願いします」と頭を下げる気丈さだった。

 最期は家族全員にみとられて息を引き取った前九重親方。現役時代は巡業のため家族がそろうことが難しく、誕生日などの節目にはできるだけ全員が集まるようにしてきたという。だからこそ秋元は大粒の涙をため「なかなか家族5人の時間がなかったので、最期を5人で過ごせてよかったと思います」とハンカチで目元をぬぐった。

 かけたい言葉を聞かれると「誰よりも人のことを気遣い、気を配っていたので、ちょっとゆっくりして、天国から見守ってほしいと思います」と少しだけ笑みもこぼれた秋元。09年6月にモデルとしてデビューし、前九重親方に「やるなら一生懸命やりなさい」と背中を押されて活動してきた。代名詞的に評価される眼光は父譲りの鋭さ。デビュー当時には、赤ちゃんの自分が優勝杯と共に抱かれた1988年5月場所の父との2ショットを携帯電話の待ち受けにし、成人後も手をつないで歩くなど仲良し父娘として知られた。31日深夜のツイッターで「父の娘に生まれて、幸せです」とつづったように、最後まで言葉には父への愛があふれていた。

最終更新:8月6日(土)21時43分

デイリースポーツ