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リオ五輪開会セレモニー、母国の多様な文化をアピール

MEGABRASIL 8月6日(土)13時57分配信

日系移民のパートでは、リオで活躍する工藤めぐみさんが参加

リオデジャネイロ・オリンピックの開会式が、現地時間8月5日(金)20時より、マラカナンスタジアムで盛大に開催された。ついに、2016年オリンピックが開幕となった。

ルイス・メロヂーアが歌う「アケーリ・アブラッソ」(作者はジウベルト・ジウ)に合わせ、アルミシートを使ったパフォーマンスでセレモニーはスタートした。

グラウンドが巨大なスクリーンとなっており、映し出される映像と演者の動きを巧みに組み合わせた演出が随所に取り入れられた。

式の前半では、リオデジャネイロが誕生するまでの歴史が描かれた。

先住民が暮らしていた大地、船に乗ったポルトガル人の来襲、アフリカから連れてこられた黒人たちの奴隷労働、アラブ系や日系移民たちによるオリエンタル文化の到来と、ブラジルの歴史で重要な出来事が次々交わり紡がれていった。息をのむ演技を見せた先住民の役は、この開会式のためにペルナンブッコ州などで暮らす先住民の血を引いた人たちが演じた。

日の丸の衣装と笠を持った日系移民のパートの中には、リオのエスコーラ・ヂ・サンバ(サンバチーム)のトップチームのひとつ「サウゲイロ」で、長年花形ダンサー「パシスタ」として活躍する唯一の日本人サンバダンサー、工藤めぐみさんの姿も。25名で構成されたグループの先頭で、日本とブラジルを繋げる重要な役割を担った。

(文/柳田あや)

ジゼル・ブンチェンはボサノヴァに合わせてキャットウォーク

そしてヨーロッパ発の飛行機を開発した発明家サントス・デュモンの飛行機が離陸するシーンでは、観客に「携帯電話ライトを照らして!」という指示がスクリーンに表示され、まるで夜空に飛び立つような演出がなされた。

カテドラウ、アルコ・ダ・ラパ(水道橋)、パォン・ヂ・アスーカルとグアナバラ湾、キリスト像、コパカバーナ海岸といったリオの美しい街並みを飛ぶ映像では、客席からため息が漏れた。

また、ボサノヴァの生みの親アントニオ・カルロス・ジョビンの孫であるダニエウ・ジョビンによるブラジルを代表する曲「イパネマの娘」の演奏では、ジゼル・ブンチェンがキャットウォークを披露。このシーンでは、リハーサル時に物議を醸した、泥棒の男の子と警察官との絡みは本番ではカットされた。

そのほか、国歌を演奏したパウリーニョ・ダ・ヴィオラ、エウザ・ソアーリス、ゼカ・パゴヂーニョ、ジョルジ・ベンジョール、ジウベルト・ジウ、カエターノ・ヴェローゾ、アニッタら著名アーティストが次々と登場、会場はそのつど大合唱となった。

この開会式のテーマとして掲げられていた自然との調和に関するメッセージは、地球温暖化問題なども含め中盤に取り入れられ、世界に向けた問題提起も行った。

(文/柳田あや)

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最終更新:8月6日(土)14時2分

MEGABRASIL

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。