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佐賀市役所、支所再編余波 駐車場あふれる

佐賀新聞 8月6日(土)11時40分配信

手続き集約で来庁者増加

 佐賀市役所で駐車場の利用が増加し、満車となって市民が来庁を諦めたり、一般道にはみ出して駐車待ちするケースが頻発している。4月の支所再編で一部の業務が本庁に集約され、来庁者が増えたことが一因とみられる。前年度比で利用が約5千台増えている月もあった。市は本庁を増築しているが駐車場拡張の予定はなく、支所再編の思わぬ余波に苦慮している。

 市財産活用課によると、本庁の南駐車場は100台、東駐車場は北棟工事事務所を設置している関係で通常より約30台少ない約70台駐車できる。

 駐車券を発券する南駐車場の利用状況を前年同月と比べると、4月は約700台少ない2万4309台だったものの、5月は約5千台多い2万2311台だった。6月は約1200台、7月も約5千台上回る2万8千台前後の利用があった。特に7月は、参院選期日前投票と市議会定例会が重なり、連日のように駐車待ちの列ができた。

 支所再編は業務の一部を本庁に集約した。転入・転出届は支所でも受け付けるため4月は大きな影響が出なかったものの、税務証明書の交付など集約された手続きにマイナンバーカード交付も加わり、本庁来庁者が増えているとみられる。

 財産活用課は「すべてが支所再編によるものではないが、昨年に比べここまで増えるのは想定外。何らかの対策を講じる必要がある」と問題視している。ただ、駐車場の増設は「用地や財源の問題もあり、現時点では検討していない」。支所で受け付ける業務でも、本庁でしか手続きできないと思い込んでいる市民もいるとみて、「正しい情報を広報するなど、できることを考えたい」とする。

 8月も満車となる日があり、駐車待ちしていた車が駐車を諦める光景も見られる。会議などで度々市役所を訪れる男性(82)は「南、東の駐車場をぐるぐる回ったがとめられず、遅刻しないために民間の有料駐車場を使った。改善が必要では」と対策を求める。

 市議会(定数36・欠員2)の定例会中は、多くの議員が駐車場を利用し満車になりやすいという。財産活用課は「状況を見極めながら、議会側と相談させてもらうことも必要かもしれない」と話す。

最終更新:8月6日(土)11時40分

佐賀新聞