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宿泊代に上乗せ ワンコインで体験メニュー 農協観光 広島・世羅町の産学官組織と連携

日本農業新聞 8/6(土) 7:00配信

 農協観光は、広島県世羅町の農家民宿と連携し、宿泊者がワンコイン(500円)で農業体験などを楽しめる旅行商品の企画・販売に乗り出した。期間限定だが、宿泊代金にワンコインを上乗せすれば、農家民宿が用意する体験メニューを満喫できるのが売り。交流人口拡大による農村の活性化を後押しする。 

 農協観光と地元の産学官で組織する「世羅高原6次産業ネットワーク」が連携して考案。ネットワークの一員で、拠点施設を持つ「協同組合 夢高原市場」が受ける農林水産業みらい基金の助成も一部活用する。

 盆など一部期間を除く9月末までの限定で、先着100人を対象にした企画。農家民宿5軒が、郷土料理作りや野菜栽培と収穫体験などのメニューを提示する。花畑での鑑賞または梨狩り、工房でのジェラート試食、夢高原市場での買い物券(500円分)を付ける。

 旅行への参加を機に地域との交流を深め、新たなファンを増やしていく狙いがある。宿泊代金(1日当たり各宿1組限定)は、大人が1泊2食・体験付きで8000円としている。

 内閣府が2014年に実施した農山漁村に関する世論調査によると、農家民宿への関心は高まっている。一時滞在する場合、最も宿泊したい施設(複数回答)として挙がったのは農家・漁家民宿で、48.7%に上った。滞在中には「その地域の名物料理を食べる」(45.8%)「稲刈りや野菜の収穫など」(44.4%)といった体験企画に関心を示す層が多かった。

 農協観光は「旅行と体験を組み合わせて提案し地方への人の流れをつくり、地域活性化を応援していきたい」(地域交流推進課)と話している。

日本農業新聞

最終更新:8/6(土) 7:00

日本農業新聞