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ホンダ「NSX」に採用された角形鋼管はどこがすごい?

ニュースイッチ 8月6日(土)11時30分配信

新日鉄住金の独自の3次元熱間曲げ加工。細さと強度、複雑な形状にも対応

 新日鉄住金の独自の3次元熱間曲げ加工による角形鋼管が、自動車の車体骨格部品に採用された。鋼管ならではの細さと強度の両立、および複雑な形状にも加工できる利点が評価され、ホンダの新型「NSX」のフロントピラーに使われた。新日鉄住金によると、この加工技術で鋼管が車体骨格部品に採用されたのは世界初。これを機にバンパービームやセンターピラーなどにも展開させたいとしている。

 子会社の日鉄住金鋼管(東京都千代田区)との共同開発で、エイチワンが車体骨格に採用可能な量産技術を確立した。電縫鋼管を高周波加熱し、多軸ロボットで曲げ加工した直後に水冷して、1500メガパスカル級の強度を出す加工法。湾曲、ねじりなど複雑な形にも加工できる。従来の薄鋼板を使う工法に比べ、溶接が不要になる分、重さを30―50%削減可能。細くしても強度を出せるため、フロントピラーに使うことで運転席からの視野が広がり、視認性が高まる。

 自動車業界では軽量化のみならず、安全性能向上へのニーズが強まり、視認性の改善を目的に「今回のスポーツカーにとどまらず、一般の大衆車にも採用が広がってほしい」(新日鉄住金鋼管事業部)と期待している。

最終更新:8月6日(土)11時30分

ニュースイッチ

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