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日立が三菱重工のX線治療装置を買収へ

ニュースイッチ 8月6日(土)12時14分配信

三菱重工は医療機事業から撤退へ

 日立製作所と三菱重工業は、三菱重工のX線治療装置事業を日立が買収することで合意した。買収金額は数億円。日立は国内外で実績のある粒子線治療システム事業とともに、放射線治療システム事業を強化する。一方、三菱重工は医療機器事業から撤退し、中小規模事業の選択と集中で、経営資源を成長分野に振り分ける。

 日立が取得するのは三菱重工のX線治療装置「Vero4DRT」に関する知的財産やサービス事業、保守部品。薬事承継手続きを経て、国内外で29台稼働する装置の保守サービスを2017年4月以降に始める予定。買収に合わせて、三菱重工から開発、サービス要員など約10人が日立に出向する。

 日立はX線治療装置世界大手の米アキュレイ(カリフォルニア州)の装置を国内で独占販売している。三菱重工の顧客基盤を取得して事業を強化し、年商で現在数十億円の事業規模を18年度に100億円に引き上げる。

 三菱重工は同装置を広島製作所(広島市西区)で開発、製造している。医療機器事業は同装置のみで、事業としての広がりが乏しいと判断した。

 一部研究開発は続けるが、新規の製造、販売をやめ、同事業から撤退する。

最終更新:8月6日(土)12時14分

ニュースイッチ