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リオ五輪開幕、ブラジル市民の思いは複雑 「経済効果に期待」「他にやるべき事ある」

沖縄タイムス 8/6(土) 10:45配信

 【リオデジャネイロ4日=又吉俊充】リオデジャネイロ五輪開幕まであと1日と迫った4日、開会式の舞台となる“サッカーの聖地”マラカナン競技場周辺では、各国から集まった報道陣の姿が多数見られた。南米初開催となるスポーツの祭典だが、依然開催に反対するデモが起きるなど市民の反応はさまざまだ。

 同日午後、会場周辺を歩いた。競技場内からは時折、開会式に向けたリハーサルの音楽が聞こえていた。一方で多数の軍、警察が会場周辺を警備するなど物々しい雰囲気も漂った。

 3日にブラジルで配信されたばかりの「ポケモンGO」で遊んでいたリオ市の会社員カミラ・レンジアールジさん(27)は「大会の準備が進まず中止も懸念されたが何とか乗り越えた。五輪はすごく楽しみ」と待ちきれない様子。カフェ店員の女性(36)は「リオ経済を刺激すると思う」と波及効果を期待する。

 一方、ブラジルでは弾劾手続きで停職中のルセフ大統領の辞任を要求するデモが頻発し、巨額の公費を投じた五輪開催への反対意見も根強い。競技場そばに住むホベルト・セナさん(80)は「五輪は政治の混乱を招き、貧困問題も深刻化した。五輪よりも社会福祉など他にやるべき事があった」と淡々と話した。

最終更新:8/6(土) 10:45

沖縄タイムス