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マチュピチュ村初代村長 故野内与吉氏の功績紹介 二本松アンデス文明展

福島民報 8月7日(日)9時36分配信

 「マチュピチュ村創設者・野内与吉と古代アンデス文明展」は7日、福島県の二本松市民交流センターで開幕する。6日、関係者を招いた内覧会が開かれ、大玉村出身の移民で、世界遺産「マチュピチュ遺跡」があるペルー・マチュピチュ村の初代村長を務めた故野内与吉氏の功績をしのんだ。
 野内氏の遺品や資料の他、ペルーの古代遺跡から発掘された3000年前の土器や織物、日本の調査団が掘り出したアメリカ大陸最古とされる金の冠のレプリカなど合わせて約130点を展示する。会期は28日まで。日本マチュピチュ協会、放送大学、福島民報社の主催。
 内覧会には野内氏の親族、ボランティアの高校生も出席した。マチュピチュ村の訪問団のメンバーがインカの伝統衣装を着て臨んだ。

 ■交流の追い風に 二本松・アンデス文明展 7日開幕■

 二本松市民交流センターで7日に開幕する「マチュピチュ村創設者・野内与吉と古代アンデス文明展」のオープニングセレモニーは6日、同センターで行われ、関係者が展示会の成功を祈った。
 約40人が出席した。大玉村出身の移民で初代マチュピチュ村長を務めた故野内与吉氏の孫の野内セサル良郎日本マチュピチュ協会長が「祖父の偉大な功績を多くの人に伝えられるきっかけができたことが本当にうれしい」と主催者あいさつ。稲村哲也放送大学教授が「アンデスの文化への日本の研究が始まるきっかけともなった与吉氏の足跡を知ってもらいたい」、高橋雅行福島民報社社長が「福島、大玉村とマチュピチュ村の交流伸展のため、私たちも互いの歴史をもっと学ぶ必要がある」と続けた。
 ペルー・マチュピチュ村から来県中のダビ・ガヨソ・ガルシア村長もインカの民俗衣装を身にまとって会場に駆け付け、ペルー大使館のマリオ・ブスタマンテ参事官、押山利一大玉村長とともに祝辞を贈った。野内協会長、宮本みち子放送大学副学長、稲村教授、鎌田喜之福島民報社編集局次長、ガヨソ村長らが世界遺産「マチュピチュ遺跡」の巨大写真の前でテープカットした。
 一般公開は7日から28日まで。会場には、与吉氏が現地の鉄道工事に使用した工具や衣服などの愛用品、ユニークな形の古代アンデス文明の土器、織物などが並ぶ。ペルーの民芸品などの販売コーナーもある。時間は午前9時半から午後5時まで。8、15、22日は休館。入場料は大人500円、高校生以下は無料。
 問い合わせは日本マチュピチュ協会 電話052(482)8887へ。

福島民報社

最終更新:8月7日(日)15時26分

福島民報