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映画『花芯』の落合モトキ、アコーディオンの音色でヒロインを惑わす…

cinemacafe.net 8月7日(日)16時0分配信

瀬戸内寂聴による原作小説を、60年の時を経て初めて映画化した『花芯』。親が決めた相手と結婚しつつも、新たに出会った男にどうしようもなく惹かれていくヒロイン・園子の愛を鮮烈に描き出す本作で、園子につかの間の癒しの時間を与える美青年・正田を好演する若手俳優・落合モトキに注目した。

【画像】『花芯』場面写真

本作は、瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美として活躍していたころ、1957年の発表当時、批評家から「子宮作家」との批判を浴び、長く文壇的沈黙を余儀なくされた鮮烈な恋愛文学を、『海を感じる時』の安藤尋監督が主演に村川絵梨を迎えて映画化。

河原にたたずみアコーディオンを奏でる正田に興味を抱いた園子(村川さん)は、少しずつ彼と親密になっていく。音大を志望しながら受験に失敗し、仕方なく美大に通っている正田。雨宮(林遣都)と夫婦関係にありながら、その上司・越智(安藤政信)に禁断の恋心を抱いてしまい、苦しむ園子にとって、河原で彼のアコーディオンを聞くひとときは、心が解放される束の間の時間だった。

その正田を演じているのが、落合さん。1990年7月生まれ、子役出身で、『桐島、部活やめるってよ』を筆頭に、『日々ロック』『MONSTERZ モンスターズ』『娚の一生』『天空の蜂』など数々の映画に出演し、小泉今日子&風間杜夫の「家庭内失踪」をはじめとした舞台やTVでも活躍、現在放送中のドラマ「こえ恋」では26歳ながら高校生を演じるなど、イケメンでも、ちょっぴり個性的な役を演じることの多い実力派若手俳優だ。

落合さんは、演じた正田という役について、「戦争が終わっても生き延びてしまったという、罪悪感を煽りながら、日々何もすることもない。“生きる”ということに対してすごく考えさせられる役でした。官能的なシーンもあり、自分で何もフィルターをかけずに繕うことなく素直に演じてみようと思い、余計なことはしないよう意識しながら演技していきました」とふり返っている。そんな自然体で演じる落合さんから漂う大人の色気は、園子ならずとも思わずうっとりしてしまうはず。

正田に求められるまま、愛のない情事を終えた後、何かを悟ったように突然笑いがこみ上げてしまう主人公・園子。夫・雨宮でも、恋焦がれる相手・越智でもなく、この正田の存在が園子の心を決定づける重要なキーパーソンとなるというが…。園子の心情、そして作品のテーマにも深く関わっていく正田こと落合モトキの新たな魅力を、劇場で確かめてみて。

『花芯』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。

最終更新:8月7日(日)16時0分

cinemacafe.net