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秋元梢、大粒の涙 横綱千代の富士の想い出かみしめて…

デイリースポーツ 8月7日(日)6時0分配信

 7月31日に膵臓(すいぞう)がんで亡くなった先代九重親方(元横綱千代の富士)の次女でモデルの秋元梢(29)が6日、都内の九重部屋で営まれた通夜後に取材に応じた。最愛の父を亡くした秋元は「天国から見守ってほしい」と言葉を絞り出した。成人後も手をつないで歩くなど仲良し親子として知られたが、父の現役時代は一緒の時間も少なく「最期は家族5人で見送れてよかった」と大粒の涙をハンカチでふいた。関係者によると、この日も参列者に対応するなど、気丈に振る舞っていたという。

 父譲りの鋭い目元は大粒の涙でぬれていた。それでも、大横綱の娘らしく振る舞った。部屋に詰めかけた報道陣の前に喪服姿で姿を見せた秋元は「暑い中お集まりいただき、ありがとうございます」と真っ先に感謝の言葉を述べ、頭を下げた。早口の口調から動揺が伺えたが、礼儀を重んじた。

 父の最期は家族全員で看取った。現役時代は巡業のため1年の半分は別々。誕生日やクリスマスなど節目は家族全員で集まるのが“九重流”だっただけに、秋元はこらえきれずに涙をこぼし「家族5人の時間がなかったので、最期は5人で見送れてよかったです」とハンカチで目元をぬぐった。

 2009年6月にモデルとしてデビュー。父に「やるなら一生懸命やりなさい」と背中を押されて活動を続け、父譲りの眼光の鋭さが評価されている。関係者によると、闘病中の父を仕事の合間に見舞った際、秋元は「オレのところに来るなら、仕事をやりなさい」と言われたことがあるという。父のプロフェッショナルに触れ、今がある。

 かけたい言葉を聞かれると「誰よりも人のことを気遣い、気を配っていたので、ちょっとゆっくりして、天国から見守ってほしいと思います」と少しだけ笑みがこぼれた。31日深夜のツイッターで「父の娘に生まれて、幸せです」とつづったように、最後まで言葉には父への愛があふれていた。

 7日には、パーソナリティーを務めるJ-WAVE「TOKYO DISTRICT」(日曜、前11・40)が放送される。本来は生放送の番組だが、収録で父を追悼しているという。

最終更新:8月7日(日)7時24分

デイリースポーツ