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海外高級ブランド、円高で相次ぐ「値下げ」 カルティエ、IWC……

ZUU online 8月7日(日)17時10分配信

円高の影響を反映して、値下げの方向に価格改定する海外ブランドが出てきている。円安を背景に値上げする高級ブランドが話題にのぼることは多いが、円高市況を理由に値下げに踏み切るのは珍しい。2016年に値下げの動きがある海外ブランドをみてみよう。

■カルティエ 全体で約10%の値下げへ

昨今の為替変動を理由に、カルティエでは8月5日より、時計や革製品、宝飾品などほとんどの商品を値下げすると発表。商品により率は異なるが、平均すると全体で約10%の値下げとなる。修理価格も同時に引き下げるとあって、ブランド全体で値下げの実施に踏み切っている。

カルティエは、1847年、フランス・パリから始まった名門ブランド。「王の宝石商」と呼ばれた歴史を持ち、宝飾のセンスを取り入れた独創的なフォルムの腕時計が、男女問わず人気を集めている。ブランドのなかで日本人に売れ筋なのは、バッグや財布、カードホルダーなどのレザーグッズ。カーフスキンやクロコダイルスキンなど、レザーの質にもこだわりがある。

■IWC 人気モデルを6%程度値下げへ

IWCはカルティエと同じく、スイスを本拠地にするリシュモングループ傘下にあるブランド。スイス・シャフハウゼンで1868年に創業、腕時計の名門である。値下げは8月中旬以降に実施される予定。商品によって異なるが、人気モデルである「ポルトギーゼクロノグラフ」では6%程度の値下げになるようだ。

IWCは、100種以上あるという美しい文字盤と優れた実用性にこだわりを持つブランド。ブランドのアイコンウォッチである「ポルトギーゼ」は、複雑機構を搭載した、技術的にも美しさにおいても時計愛好家の評価が高い銘品。航空時計として採用されたていた「パイロット・ウォッチ」コレクションに、2016年の新作が加わる。

■オフィチーネ・パネライ 平均で10%の値下げ実施

イタリアの高級腕時計ブランドのオフィチーネ・パネライも、円高を理由にすでに値下げを実施している。7月15日から価格改定をしており、平均すると約10%の引き下げとなっている。

オフィチーネ・パネライの創設は1860年。もともとイタリア海軍に精密機器を納めていたメーカーで、現在のパネライを代表するモデル「ラジオミール」は、イタリア海軍のために試作されたものが始まりである。ラジオミールとはラジウムベースの塗料のことで、水中でもよく見えることの必要性から同社によって開発されたもの。シンプルで視認性の高い文字盤は軍用時計としての要件を満たしてきた証であり、耐久性においても信頼の厚いブランドである。

■ゼニス 最大15%の値下げを実施 

ゼニスは2013年と2015年に為替変動や原材料の高騰を理由に10%前後の値上げを行ったが、2016年3月に一部モデルを値下げした。今回の値下げは2016年の新作を含む12アイテムが対象で、最大で15%の値下げ率となっている。

ゼニスの創業は1865年、スイスを代表する高級腕時計のブランドである。1960年代に自動巻きクロノグラフの技術革新をいち早く成功させたことで、世界をリードする存在に。「エル・プリメロ」といわれるクロノグラフムーブメントは、今現在もブランドの代名詞となっており、このムーブメントを文字盤の窓から見ることができるオープンデザインのものがよく知られている。ゼニスの時計には80の職種の技術者が関わり、時計ひとつができるまで9カ月かかるという。

■国内企業にも値下げの動きがある

国内でも値下げを検討する企業が出てきている。低価格帯の家具を提供しているニトリホールディングスは、2015年には都心部への出店や中価格帯の商品を増強するなどして業績を伸ばしてきた。似鳥会長の会見によると、このまま円高が続けば仕入れ価格を抑えられることから、値下げに踏み切ることも視野にいれているという。

消費マインドが冷え込んでいる今、値下げを検討するブランドが今後も増えるのか注目したい。(ZUU online 編集部)

最終更新:8月7日(日)17時10分

ZUU online

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