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【週間為替展望】FRBによる追加利上げ期待から上昇へ

ZUU online 8/7(日) 20:10配信

1日の東京市場は、ドル円相場が102円23銭で始まり、日本株の上昇に連れる形で、102円70銭まで上昇したものの長くは続かなかった。海外市場に入ると、ISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことで102円10銭まで下落した。ただ、米10年債利回りの上昇から102円40銭台まで値を戻してニューヨーククローズとなった。

2日の東京市場は、麻生財務相の円高けん制発言から102円85銭まで上昇したものの、10年債利回りの上昇による日米金利差縮小から長くは続かず、101円台まで下落し、海外市場では、米国株や原油先物の下落からリスク回避の流れとなり、100円67銭まで下落した。

3日の東京市場は、前日の下落の反動から101円台を回復する場面もあったものの、結局下落し、100円73銭を付けた。海外市場では、ADP雇用統計が良好な結果となったことで、雇用統計への期待感の高まりもあり、101円58銭まで上昇した。

4日の東京市場は、朝方に100円85銭まで下落したものの、岩田日銀副総裁の「緩和程度を縮小することはありえない」との発言から101円68銭まで上昇した。海外市場では、米新規失業保険申請件数が悪化したことで米10年債利回りが低下し、101円23銭でニューヨーククローズとなった。

5日の東京市場は、米雇用統計を控え、積極的な売買が行われず、方向感の乏しい展開となった。海外市場では、米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことで、102円台まで上昇した。

■今週の為替展望

今週注目される経済指標は、8日の7月景気ウォッチャー調査、中国7月貿易収支、9日の中国7月消費者物価、中国7月生産者物価、10日の6月機械受注、7月都心オフィス空室率、12日の中国7月鉱工業生産、中国7月小売売上高、中国7月都市部固定資産投資、米7月小売売上高、米7月生産者物価などである。

今週の外国為替市場は、米雇用統計が市場予想を上回ったことから、FRBによる9月利上げ期待の高まりによるドル高が期待される。失業率は4.9%と前月から変化はなかったものの、非農業部門雇用者数が前月比25万5000人増と事前予想を大きく上回っている。さらに、岩田日銀副総裁が緩和規模の縮小を否定したことも一定の下支え要因となりえるだろう。

テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドはローソク足が、マイナス1σから2σの間であり、週足14週のRSIは、30%台後半となっていることから、やや円が買われ過ぎと言える水準となっている。

これらを考慮すると、テクニカル面と良好な雇用統計の結果に加え、シカゴのIMMポジションで投機筋の建玉がかなり縮小したものの引き続き円買いに傾いていることから建玉をクローズする動きも期待できるため、強気が妥当だろう。ただ、中国の重要指標が多く予定されているため、中国経済指標悪化によるリスクオフの流れには注意したい。(ZUU online 編集部)

最終更新:8/7(日) 22:54

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