ここから本文です

小川直也 柔道初日銅メダルの2人は「ちょっと気負い過ぎだったかな」

東スポWeb 8月7日(日)12時36分配信

【小川直也 暴走☆レッドゾーン】

 オイッス! リオ五輪初日、柔道は銅メダル2つか。男子60キロ級の高藤(直寿)くん、女子48キロ級の近藤(亜美)さんともに若いから、2020年東京五輪へ向けていい経験になったってところかな。

 まずは近藤さんは準々決勝で逆転勝ちしたんで、時間の空く準決勝では開き直っていけると思ったんだけど…逆に優勝を意識し過ぎて相手のアルゼンチン選手のうまさにやられたね。それと、寝技の時間が準決勝になると急に短くなって、すぐに「待て」が入ってた。準々決勝までは寝技を十分やらせてもらってたのにね。そのあたりの審判の判断も運がなかったかな。

 高藤くんは変幻自在の投げ技が封印されてたな。2013年世界選手権で初めて優勝して3年、だいぶ研究されて全ての技を見切られてたね。でも、そうした状況なのに銅メダルは立派。この経験という財産は大きいと思うよ。

 ただ、一つオレが気になったのは2人とも何だか気負い過ぎってこと。2人とも若いんだから結果を気にせずいけばいいのに、変に日の丸を背負ってる。「金メダルを宿命づけられてる」「絶対金メダル」って暗示にかかってた感じだな~。

 たださ、出場すれば誰にも金メダルのチャンスはあるけれど、逆にいえば金メダリストは1人しかなれない。極端に言えば「次の東京五輪もあるから」くらいの気持ちで伸び伸びやってれば、結果は違ってたかもね。

 それと、男子60キロ級はロシア選手が優勝。オレが大会前に予想した通り、今回のドーピング騒動のあったロシア勢の意気込みは半端じゃない。今後も要注意だね。

(バルセロナ五輪柔道95キロ超級銀メダリスト)

最終更新:8月7日(日)12時36分

東スポWeb