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拳四朗が大差判定で勝利 国内初、親子で東洋太平洋王者に

デイリースポーツ 8月7日(日)17時22分配信

 「ボクシング・東洋太平洋・日本ライトフライ級タイトルマッチ」(7日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 Wタイトル戦が行われ、日本ライトフライ級王者で東洋太平洋同1位の拳四朗(けん・しろう、24)=BMB=が挑戦者で日本同5位、東洋太平洋同2位の大内淳雅(30)=姫路木下=を大差判定3-0(119-108、119-109、117-111)で下し、国内初、親子で東洋太平洋王者に輝いた。日本王座は2度目の防衛を果たした。

 父は元日本ミドル級、東洋太平洋ライトヘビー級王者の寺地永(ひさし)会長。親子日本王者は野口進と恭、カシアス内藤と律樹の3例あるが、親子での2冠獲得も国内史上初の快挙となった。

 リング上で勝利がコールされると日本のベルトに加え、ヴィンテージものの東洋太平洋のベルトが拳の肩にかけられた。「押し入れの奥から引っ張り出してきた」と寺地会長が言う勲章。15年の時を経て継承した息子は「父のお下がりです。負けてたら取られていたので良かった」と、ジョークで笑わせた。

 ポイント差ほどの完勝ではなかった。2回、アッパーからの左右フックとコンビネーションで押し込んだが、不用意に右をもらい、ぐらついた。4回にも右をもらってダメージを食らった。

 「5回にKO」と試合前に早期KOを宣言したことが焦りを呼んだ。被弾すれば、強気に応戦。中盤以降、寺地会長が左ジャブから距離を取るよう指示し、ようやく本来のリズムを取り戻した。

 8回、ようやく拳が本領を発揮。強烈な右ストレートがカウンター気味にどんぴしゃで相手の顔面に入り、ダウンを奪った。その後もリードを広げ、最終12回も攻め続け、あと一歩まで追い込んだ。

 「今までやった中で一番強い相手だった。危ない場面もあった。自分も気持ちで負けないようにした。KOは狙ったらダメですね。反省点がある」と試合後は苦笑い。リング上の締めのあいさつでは「僕は世界を取るから、皆さんついて来て、く、く、く…。もう1回」とかみまくり。「皆さんついて来て下さい」と、やり直した。 左目を腫らし「悔しい。けんかでやられたみたいに思われる」とあどけない顔で嘆いた。苦戦はしたものの、難敵を突破し、デビュー8連勝(4KO)。目標とする年内の世界挑戦は視界に入った。

 寺地会長は「早ければ年内。遅くても来年には世界を獲る」と力を込めた。31日にWBA世界同級王者の田口良一(ワタナベ)が、元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(井岡)と対戦する。拳はもちろん会場で見守り、勝った方に挑戦状をたたきつけるつもりだ。

 人気アニメ「北斗の拳」の主人公・ケンシロウが名前の由来。狙うはあくまで世界の覇王。東洋はあくまで通過点。「ベルトはあと1本。目標は世界なので。ここまで計画通り」と父は親子戴冠にも感慨はない。拳も「世界戦が決まれば次でも」と上だけを見据えた。

最終更新:8月7日(日)17時28分

デイリースポーツ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。