ここから本文です

平井ヘッドコーチ「これで萩野公介が完全体になれる」=リオ五輪・競泳

スポーツナビ 8月7日(日)13時55分配信

 リオデジャネイロ五輪の競泳は日本時間7日、男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、萩野公介(東洋大)が4分6秒05の日本新記録で優勝し、日本勢の金メダル第1号となった。全体3位で決勝進出を果たした萩野は、2種目めの背泳ぎでトップに立つとそのまま逃げ切り、ゴール後は大きくガッツポーズ。喜びを爆発させた。

 以下、萩野を指導する日本代表・平井伯昌ヘッドコーチのコメント。

(レース直前はどんな言葉をかけたか?)グチャグチャ言ってもしょうがないので「とにかく思い切りいきなさい」、(教え子である)北島康介にかけた言葉と重なっちゃうかもしれないけれど、「勇気を持っていきなさい」と。そうしたら本人が鋭い顔で、あんなのは今までないんですけど、僕の顔を見て「ありがとうございます。行ってきます」って入っていきました。「これは大丈夫だな」という感じでしたね。

(金メダルは)かけてもらいましたよ(笑)。僕の担当選手は、僕にメダルをかけるのが楽しみみたいなので、本当に幸せです。(レース後の萩野とは)最初はコーチ席のところで会って握手をしたんですけど、「最後、先生に背中を押してもらったから、頑張れました」って言われて、僕も涙が出そうになりました。とにかく「まぁ、よくやったな」ですね。(昨夏の)肘の故障のあとも、(昨年)11月の高地合宿も行けるか行けないかで、練習やったら腫れて、練習やったら腫れてだったんです。よくここまで来られたなという気がします。

(五輪2大会連続2冠の北島さんに近い状態か?)萩野は才能もあるし、すごく努力できる選手なんですけど、唯一足りなかったのがビッグタイトルだったと思うんですね。でも、これで萩野公介が完全体になれると思うんですよ。(ビッグタイトルを取れば)マイナス面を考えることなく、自分のプラス面をどんどん力に変えていける、北島康介みたいになってくれると思っていたのですが、とうとう、そういう時が来たなという感じがします。

 まだ大会は続くので。200メートル自由形、特に200メートル個人メドレーでは、マイケル・フェルプス、(ライアン・)ロクテとの勝負があるんですけれど、そこでもう一度、ビッグタイトルが取れるように。こういう一瞬で成長するものなんですよ。だから、すごく期待しています。

最終更新:8月7日(日)14時3分

スポーツナビ