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地元の期待を背負って細木咲良(開星)が8強 [インターハイ/テニス]

THE TENNIS DAILY 8月7日(日)9時18分配信

 第73回全国高等学校対抗テニス大会および第106回全国高等学校テニス選手権大会(中国インターハイ・テニス競技/8月2~4日団体戦、5~8日個人戦/松江市営庭球場、安来運動公園庭球場)の大会5日目、女子は松江会場で個人戦シングルスの1~4回戦が8ゲームマッチで行われ、ベスト8が決まった。

男子ダブルス4強決定、準決勝は相生学院対決に [中国インターハイ]

 9時から始まった個人女子シングルス。スタート直後の驚きはシード勢の一角・山藤真帆(野田学園)の初戦敗退だろう。日本一に輝いた団体戦の疲労度は想像以上で「体が重くて体力的にも限界だった」。相手の東出夏路(同志社女子)のプレーも見事だった。「左右に展開されてこちらのミスを誘ってきた。もう少し粘り強くボールをつなげていれば…」と山藤は肩を落とした。また、昨年の全日本ジュニア選抜室内優勝の千村もも花(日体大柏)も2回戦で静岡市立の富永まどかに7-9で敗れた。

 今大会のベスト8一番乗りは1年生の吉岡希紗(四日市商)。ライジング気味の左利き強打を得意とする吉岡は、1回戦から相手を圧倒。「一日に8ゲームを4度プレーしたことがなかった。でも、大会の雰囲気は団体戦で慣れたので冷静にプレーできた」と吉岡。次なる相手は、1シードの松田美咲(浦和学院)だ。

 トップシードの松田と2シードの清水映里(山村学園)も4試合を勝ち抜いた。松田は4試合ともゲーム序盤にリードを許したが、「勝ち切るテニスを意識した」ことで、1回戦からのすべての試合の主導権を奪い返す強さを見せた。そして、清水も貫禄の8強入り。小林彩夕里(松商学園)との1回戦は緊張からミスも目立ったが、プレーしながら徐々に本来のパフォーマンスを取り戻して、その後は相手を一蹴した。昨年のインターハイはベスト8止まりだった清水。「明日はリベンジして、春夏を制覇したい」と意気込む。清水は春の選抜個人戦で優勝している。

 ダブルスでも4強に勝ち上がって、2冠を狙える位置にいるのが末野聡子(芦屋学園)と下地奈緒(沖縄尚学)だ。ともに前日にダブルス4試合をこなしたふたり。末野は「どの試合も楽ではなかった」と語るも、コートを広く使った頭脳的なテニスで8強入りを決めた。末野と同じく2日間で8試合をこなした下地奈緒(沖縄)は、3回戦の中舘夏美(板橋有徳)、4回戦の毛塚智瑛(湘南工大附)をそれぞれ8-4で下してベスト8入り。下地は準々決勝で宮原三奈(柳川)との九州地区対決を控える。

 松江会場がもっとも盛り上がったのは、4回戦の細木咲良(開星)と黒須万里奈(山村学園)の一戦だろう。コート周辺には地元の観客も集まり、島根県代表の細木に声援を送った。細木はその期待に応えるようにラリーからエースを量産。フラット気味に叩くフォアとバックのショットで黒須を8-3で退けて準々決勝に駒を進めた。

「すごく苦しいポイントでもみなさんが“大丈夫、まだいける”と声援を送ってくれて勇気になった」と細木。島根開催のインターハイで期待される優勝に対しては「自分のためでもあるが、地元のみんなのためにも狙っていきたい」と力強く語った。2年生の細木は準々決勝で、1年生の川岸七菜(法政二)と対戦する。

 大会6日目となる8月7日は、男女シングルス準々決勝、準決勝、男女ダブルス準決勝が松江会場で行われる。試合開始時間は男女シングルスが9時、男女ダブルスが11時の予定。

(テニスマガジン/編集部◎中野恵太)

最終更新:8月7日(日)15時7分

THE TENNIS DAILY